秋口までは気を抜けない! 日本の台風事情


1991年から2020年までの10年間、日本に上陸した台風は、年に平均3個。接近数は12個、発生数は25個(それぞれ年あたりの平均)。2021年は上陸3個、接近8個、発生20個だった。


過去には平成16年(2004年)台風18号と同年の台風23号がそれぞれ多数の死者、行方不明者を出した。初夏から秋口にかけては特に、台風上陸の情報に注意を配り、風水害、高潮、波浪にくれぐれも用心したいものだ。

ちなみに、かつてはジェーンやメアリーなどアメリカ名が付けられていた台風に、アジア名が付けられるようになったのは2000年のこと。

気象庁によると、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、それぞれの領域に共通のアジア名として、領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになったのだとか。

アジア名はあらかじめ140個準備されており、1番目の「ダムレイ」(カンボジアで「象」の意)から順に使っていき、140番目の「サオラー」(ベトナムで「ベトナムレイヨウ」の意。ベトナムレイヨウはベトナム~ラオスに住む、偶蹄目の動物の名前)までいくと、また「ダムレイ」に戻る。ちなみにアメリカも名前を提案しており「マリア」「バリジャット」などがそれに当たる。

日本が付けた名前は「コイヌ」「ヤギ」「ウサギ」「カジキ」「コト」「クジラ」「コグマ」「コンパス」「トカゲ」「ヤマネコ」の10個。すべて星座の名に由来している。

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にちにち編集部
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