なぜ、「ポータブル電源」の容量・パワーが同じでも“値段”が違う!? 理由を徹底解説!!


2023年のトレンド予想として、雑誌『日経トレンディ』でも紹介されているポータブル電源。キャンプアイテムだけでなく、防災という意味でも期待できるアイテムです。

家庭用コンセントから充電しておけば、地震や台風などで停電した際の非常用電源として使えることから世の中の注目を集めています。

さて、そんなポータブル電源ですが、「容量やパワーは同じなのに値段が数万円も違ってどれを選べばいいかわからない・・・」なんていう声を日頃からよく耳にします。

たくさんある中で、どれを選ぶか慎重になる方も多いのではないでしょうか。実際に、値段の安さだけで選ぶと、安全面の不安やコスパ的に損することがあります。

そこで、長年ポータブル電源事業にたずさわってきたLACITA(ラチタ)だからこそわかる「容量やパワーは同じでも値段の違う理由」と「ポータブル電源の適切な選び方」を徹底的に解説します!


ポータブル電源の容量・パワーが同じでも値段が違うのはナゼ?!

ポータブル電源の容量やパワーが同じでも値段の違う理由には、以下の3つがあります。

・バッテリーの種類
・バッテリーの品質
・本体ボディに採用している素材

でも、バッテリーの種類や品質なんてお客様の目から見えない部分ですよね。

LACITA(ラチタ)はこれまで、この目に見えない部分にこだわってきました。なぜならそこには安全面への配慮や故障しないための対策という理由があったからです。

ポータブル電源の製造にかかる費用のうち、6〜7割は内蔵バッテリーが占めています。そのため、容量は同じだとしても「バッテリーの種類や品質に違いがある」と値段に大きな差が出るんですね。

なお、ポータブル電源の価格帯は、搭載されている電池の容量によって分類できます。
家庭用ポータブル電源の場合、容量に応じた価格帯はおおよそ次の3つです。

(A) 電池容量200Wh〜499Wh2万円〜7万円
(B) 電池容量500Wh〜999Wh5万円〜10万円
(C) 電池容量1,000Wh〜1,499Wh10万円〜20万円

さまざまな商品を見ていると、同じ容量でも2万円以上もの差があることは多々ありますよね。

悩んで当然だと思います。

そんなお悩みを解決すべく、バッテリーの種類や品質について「何が一体どう違うのか?」を具体的に説明していきます。

3つの内蔵バッテリーの値段・安全面を比較

ポータブル電源に使われるバッテリーには、主に次の3つがあげられます。

・コバルト系リチウム電池
・リン酸鉄系リチウム電池
・三元系リチウム電池

この3つのバッテリーを値段と安全面から比較した表があるので見てみましょう。


まずは値段です。コバルト系リチウム電池と三元系リチウム電池では大差ありませんが、リン酸鉄リチウム電池になると値段がグンッと下がります。

続いて安全面は、コバルト系リチウム電池はパワーがある反面、熱暴走しやすく不安定というデメリットがあります。
そのため、コンピューター制御のしやすい小型の電子機器には向いているものの、ポータブル電源のような大容量の電子機器に採用するには一定のリスクが伴います。

一方、リン酸鉄系リチウム電池は、安全性が高く、繰り返し使える回数も多いです。
しかし、バッテリーの容量に対して体積や重量がとても大きくなるのがデメリットです。
比較的容量の少ないポータブル電源でも必要十分という方にとっては、軽量かつコンパクトなのが魅力だったりするので、このリン酸鉄リチウム電池を採用したポータブル電源はあまりオススメしません。

最後に三元系リチウム電池ですが、こちらはコバルト系リチウム電池の安全面を補填する目的で開発されました。
安全性が高く、パワーもあり、また自然放電が少ないため長期保管にも適した非常にバランスの取れたバッテリーです。日本の電気自動車などにも採用されておりオススメのバッテリーです。

LACITA(ラチタ)のポータブル電源では、容量に応じて三元系リチウム電池とリン酸鉄系リチウム電池を使い分けています。

バッテリー容量が444Whのタイプは、安全性とパワー、そして軽量かつコンパクトを追求したので三元系リチウム電池を採用し、1,254Whの大容量タイプは、電子レンジやドライヤーまでもが動かせる容量とパワーがあるので、安全性が高く、繰り返し使える回数の多いリン酸鉄系リチウム電池を採用しています。

さて、内蔵バッテリーの種類によってポータブル電源の値段が変わりますよということは分かりましたが、これはあくまでも一般論なので、価格に影響する一番の理由ではありません。

本当に大切なのは、次に紹介する「バッテリーの品質」です。

バッテリーの品質を決める工場と生産方法

実は、バッテリーの品質が電池の価格に最も影響を及ぼします。

コバルト系リチウム電池にせよ、三元系リチウム電池にせよ、あるいはリン酸鉄系リチウム電池にせよ、どこの工場がどのように生産したのかによってバッテリーの品質は大きく変わり、価格も数倍変わってきます。

そのため、そもそも値段の高いコバルト系リチウム電池や三元系のリチウム電池を採用しているポータブル電源なのに安価なものは、相当品質の落とした電池を採用しているかもしれないと疑った方がいいです。

しかし、品質に対する評価は、購入する側からすると非常に判断のつかない点だと思っています。

実際に我々LACITA(ラチタ)でも、「品質」や「安全性」をお客様に対してどのように保証するべきか日々自問自答しております。
LACITAのポータブル電源は全て、日本の経済産業省認定の第三者試験機関へ製品を提出し、その試験結果をもとに品質や安全性を確認しています。


LACITA製品に搭載されているバッテリーは、日本経済産業省が規制の対象(PSE)としている危険度の高いものではありません。それでもあえて対象製品と同じ厳しい基準の試験項目を自主的に実施し、合格しております。(※)
※ PSE(日本電気用品安全法)の対象となる電池ではないため、PSEマークは印字されておりません。

一点覚えておいていただきたいのが、多くのメーカーが「PSE認証済み」と謳っているのは、ポータブル電源本体や内蔵バッテリーのことではなく、付属品のACアダプター(充電器)のことです。
バッテリーの品質は、万が一のこともありますので、慎重に精査することをオススメします。

キャンプなど屋外使用で重要な耐候性・耐熱性

ポータブル電源の容量が同じなのに値段が違う理由その③が、ボディの素材です。
市場に出回っているポータブル電源の多くは、ABS樹脂と呼ばれる安価なプラスチック素材をボディに採用しております。
そんな中、LACITA(ラチタ)のポータブル電源のボディの大半には、特殊な表面加工を施したアルミ合金を採用しています。

LACITAがこのアルミ合金素材を採用し続ける理由は、単に見た目の問題だけではありません。

プラスチックのメリットは、その軽さと安価な点です。
デメリットは、蓄熱しやすく耐候性(紫外線に対する耐性)に劣る点です。
一方、LACITA(ラチタ)のポータブル電源には、特殊な表面加工を施したアルミ合金が部分的に採用されています。このアルミ合金のメリットは、断熱性や耐候性が高く、蓄熱もほとんどせず、それでいて航空機材に採用されるほど強度が高い点です。
長時間ポータブル電源を使用してからそのボディに触れると蓄熱しているかどうかの違いにすぐ気付きます。
デメリットは、プラスチックに比べると多少重くなるのと、何よりもコストが高い点です。

表を見てわかるとおり、ポータブル電源を屋内使用の目的だけで所持するのであれば、はっきり申し上げてプラスチック素材で必要十分だと考えています。
しかし、キャンプなど屋外で使用することを想定すると、耐候性や耐熱性は絶対に重要です。
耐候性や耐熱性がないと、昼夜における環境温度の変化からポータブル電源内部に結露が生じ、故障リスクが高まります。
なので、コストが高くてもこの特殊な表面加工を施したアルミ合金にこだわりを持って採用しています。

以上が「ポータブル電源の容量やパワーが同じでも値段の違う理由」でした。
このことを踏まえながら、次はポータブル電源を選ぶコツを見ていきたいと思います。

ポータブル電源の選び方のコツとは?


みなさんはポータブル電源をどのような理由で選びますか?
よく耳にするところでは、容量、出力、充電方法、電池寿命、高速充電、保証、安全性、etc…このあたりかなと思います。
ですが、これら全てを比較しても結局どれを選べば良いかわからないなんてことはないでしょうか?

適切に選ぶために最も重要なのが、出力パワーと容量の「関係性」です。
覚えてしまえばとても簡単なことなのですが、これがわかっていないとポータブル電源は正確に選べません。
二つ目は、安全性の確認方法です。
三つ目が、保証の内容です。
いずれも非常に大切なことなので、具体的に説明していきます。

出力パワーと容量を確認

まず最初に確認すべきこと
・ポータブル電源の定格出力は何W(ワット)? 記載例)定格出力 400W
・ポータブル電源の容量は何Wh(ワットアワー)? 記載例)容量 400Wh
・使いたい電化製品を動かすために必要な「定格消費電力」は何W? 記載例)定格消費電力 400W

選ぶためのポイント
・使用する電化製品のトータル定格消費電力が、ポータブル電源の定格出力よりも小さいかどうか
・定格消費電力100Wの電化製品を1時間使用すると、おおよそポータブル電源の容量100Whに相当する
・どの電化製品を一度に何時間使用するのかを想定し、必要な電力量を明確にする
・ポータブル電源の容量とは、「表記容量」であり、実際に使える容量ではない

と言われても、なんのことかさっぱりわからないと思いますので、まずは「定格消費電力」について説明します。


定格消費電力とは
ポータブル電源は、スマホやPC、その他さまざまな電化製品につなげて使用するためのアイテムですが、そのつなげる電化製品は「このくらいの電力が供給されないと動きません」という数値がそれぞれあります。

家電量販店に行って電化製品を購入される際に「定格消費電力」または「定格電力」といった言葉を耳にしたことはありませんか?
まずはこの定格消費電力を確認してください。
この定格消費電力が正にその電化製品を動かすために必要な出力パワーを意味しています。

例えば、扇風機をポータブル電源に繋げて使いたいとしましょう。
扇風機は一般的に家庭用コンセントAC100V(ボルト)に直接さして使用する電化製品ですので、これらを全て「AC(エーシー)機器」と呼びます。そして、とあるメーカーの扇風機には定格消費電力20Wと記載があれば、この扇風機は「AC20Wで動作する」と覚えてください。
ちなみに扇風機のように弱中強のモード切り替えがある電化製品の場合は、定格商品電力20Wというのは主に強モードの場合をいいます。

出力パワーの確認方法
次に、ポータブル電源の出力パワーを確認してください。ポータブル電源の出力パワーの記載が「定格出力400W」もしくは「AC定格出力400W」とあれば、上記の例えであげた扇風機のAC20Wよりも大きいパワーがあることを意味しているので、このポータブル電源では扇風機を動かすことができます。

非常に重要なことなので、もう一つだけ例を挙げさせていただきます。とあるメーカーのドライヤーには、定格消費電力1200Wという表記があったとします。
一方のポータブル電源の出力パワーはAC定格出力400Wと記載があったとしましょう。
この二つを繋げると、どうなると思いますか?
動かないどころか、場合によっては、ポータブル電源がショートして壊れる可能性さえあります。

つまり、使いたい電化製品の定格消費電力以上の出力パワーを持ったポータブル電源を選ぶ必要があるということです。


次に、ポータブル電源には家庭用コンセントのような差し込み口が複数備わっている製品がありますよね。
例えば、LACITA(ラチタ)のENERBOX01(エナーボックス01)には3箇所の差し込み口があります。

これは、3箇所全てを同時に使用できることを意味しています。
大切なのはポータブル電源で動かしたい電化製品がどれだけあって、それらの電化製品の定格消費電力を足し算すると何W(ワット)になるのかということです。
このことがわかって初めて、ポータブル電源を適切に選ぶことができます。

ここで注意しておきたいのが、各家電メーカーが電化製品に表示している定格消費電力が正確では無いことも多い点です。親切なメーカーであれば定格消費電力と最大消費電力を細かく分けて記載してくれていることもありますが、その場合は最大消費電力がポータブル電源の定格出力を下回っていることを確認してください。


バッテリー容量の確認方法
次に内蔵バッテリーの容量ですが、ポータブル電源の容量表記には「Wh(ワットアワー)」という文字が記載されていると思います。このWhは、正式には「W/hour」と書きまして、「1時間あたりの電力量」を意味します。

この説明だけではイマイチわからないかもしれませんが、一つ前で説明した定格消費電力を思い出してみましょう。

例えば、定格消費電力20Wの扇風機を5時間連続使用したとします。そうすると20W×5時間で、消費した合計の電力量は100Whとなります。※長時間連続使用した場合、定格消費電力は一定とは限らないため、実際は100Whより下回ることが多い。

これで何を確認しなければいけないかが分かりましたよね?

・使用する電化製品のトータル定格消費電力が、ポータブル電源の定格出力よりも小さいか
・どの電化製品を一度に何時間使用するのかを想定し、必要な電力量を明確にする

使用可能容量
さて、バッテリー容量の確認方法までわかりましたが、最後にもう一つだけ注意しておきたいことがあります。
内蔵バッテリーの容量表記が仮に500Whだとしても、500Wh全ての電力量を使用できるとは限らない点です。

この実際に使用できる容量を「使用可能容量」と呼びます。

世の中のポータブル電源のほとんどが表記容量の70%〜80%しか使用可能容量がありません。
そんな中、LACITA(ラチタ)のENERBOX01で実施した環境テストでは、表記容量が444Whに対して、95%以上の使用可能容量を確認しております。
つまり、LACITAの444Whのポータブル電源は、表記容量500Whで使用可能容量が80%の他社製のポータブル電源よりもお得だということです。


この使用可能容量が多いか少ないかは、一回の充電でどれだけ長い時間電化製品を動かすことができるかに関わるので非常に重要なことです。

「計算上は全部使えるはずだったのに、いざ使ってみると電力が足りず使えなかった」なんていうアクシデントが災害時に発生したら大変ですよね。

さて、出力パワーと容量の確認ができたら、ある程度選ぶべきポータブル電源は限られてきたかと思います。
そこで次に重要なのが「どのメーカーにするか」です。

この選択に欠かせないのが安全性の確認です。

安全性を確認

ポータブル電源の安全性とは?と聞かれたらならば、私は間違いなくこう答えます。

「内蔵バッテリーが全てです」と。

リチウム電池は結局のところ危険物ですから、品質の悪いものを選ぶと充電中に出火したケースも多数あります。
消費者庁の発表では、2017年から2022年12月までの6年間に発生したポータブル電源の火災事故は「107件」も報告されています。
2022年だけでみると31件もの火災事故が発生しており、青森県で発生した重大事故では、ポータブル電源を充電中に出火し、住宅と車両が焼損する大規模火災も報告されています。(『事故情報データバンクシステム』消費者庁 消費者安全課)

誰でも品質の良いものを選んだ方が良いのは分かっていますが、一体何を信頼して選べば良いのかが問題ですよね。

我々LACITA(ラチタ)でも、「品質」や「安全性」をお客様に対してどのように保証するべきか日々自問自答しています。
すこしでも安心して使っていただけるよう、LACITAのポータブル電源は全て、日本の経済産業省認定の第三者試験機関へ製品を提出し、その試験結果をもとに品質や安全性を確認しています。
特にバッテリーにおいては、安全試験は日本の経済産業省が認めているリチウム電池の試験に加え、アメリカの公的認証機関でも同様の試験を行うことで、安全面の二重チェックをしています。
検査項目は、落下試験、振動試験、耐熱試験、耐ショート試験、過充電試験など多岐にわたり、いずれも爆発及び発火が無いことが確認されています。


現在日本国内では、リチウム電池はある一定の条件を超えると、日本経済産業省がもうけた法規制の対象(PSE)となりますが、実は「ポータブル電源」自体は規制の対象となっておりません。したがって、安全試験を行なっていようがいまいが販売できる現状があります。
さらに、その試験自体も1種類につき数百万円のコストがかかることから、多くのメーカーは実施していないのが現実です。LACITA(ラチタ)では、安全対策の一環として、規制対象のバッテリーが本来行う安全試験を自主的に行なっています。

余談ですが、各社ポータブル電源の商品ページを見ると「PSE認証済み」という文言を見かけることがあるかと思います。しかし、先ほど話した通りポータブル電源は規制の対象ではありませんので、ポータブル電源とは全く関係ありません。
ここでPSE認証済みとしているのは、ポータブル電源本体を家庭用コンセントから充電する際に使用する充電器のことを指していますので、くれぐれも誤認されないようにしてください。

LACITA製品の安全面にご不安のある方は、いつでもお問い合わせください。


さて、安全性の確認ができましたら、最後に確認したいのが「保証」です。

保証の有無を確認

どれだけ安全な商品でも、すぐに壊れたり、アフターサービスがしっかりしていないと意味がありませんよね。
そこでポータブル電源を選ぶ上で重要になるのが、保証です。
保証は大きく分けて、無料保証と有料保証の2つがあります。
私の知る限り、無料保証は各メーカー、年数に差はあるものの、どのメーカーも新品交換保証は付けています。
しかし重要なのは、この無料保証期間終了後の有料保証があり、保証内容にバッテリー保証があるかどうかなんです。
なぜなら、無料保証期間終了後にバッテリーが壊れると、本体をまるごと買い換える必要があるからです。

ところで、ポータブル電源の故障原因、ランキング1位はなんだと思いますか?
実は、使用していくなかでバッテリーが不良を起こし故障するケースが堂々の1位なんです。

そもそも、リチウム電池は品質に関係なく、長期間全く使わずに放置しておくだけでも故障します。
あまり知られていませんが、3ヶ月に一度、蓄電されている電気を使い切り、そこから70%くらいまで充電してから保管する、というお手入れが必要なんですね。
もちろん故障理由はそれだけとは限りませんが、いずれにせよバッテリー不良による故障が多いということです。

現在、主要メーカーのうちバッテリー交換を含む修理サービスを提供しているのは我々LACITA(ラチタ)ともう一社しか確認ができませんでした。(2023年2月現在)
故障原因の大半がバッテリーだからこそ、この修理保証があるかどうかはポータブル電源を選ぶ上で、非常に重要な項目なはずなのにどうしてなのか気になりますよね。
その一番の要因はポータブル電源メーカーのほとんどが日本に拠点を置いていないからだと思われます。

長く安全に使いたいなら手厚い保証のLACITA(ラチタ)


LACITAのポータブル電源が他社メーカーに比べて値段が高いのは事実です。
しかしそれは、ポータブル電源がリチウム電池という危険物を内蔵している以上、安全面に多くのコストをかける必要があると考えているからであり、また、安い買い物ではないからこそ皆様にはできるだけ長くご使用いただきたいという思いで保証に力を入れています。

LACITAはポータブル電源を取り扱い始めて5年が経ちました。
我々は当初から製品の品質にこだわってきたこともあり、5年前にご購入されたお客様のうち、約97%はいまだにご使用いただけております。
他社メーカーの状況はわかりませんが、5年以上お使いいただくことを目標にしているLACITAとして、極めて優秀な数字だと自負しております。

しかし残念ながら不良がゼロということはありません。
これまで詳細に不良と向き合い、故障理由ごとに不良統計を出してきましたところ、最も多いケースが「一度も使っていないのに壊れた。不良だから返品して欲しい」でした。
上でも説明したとおり、リチウム電池は品質に関係なく、長期間全く使わずに放置しておくだけでも故障します。

そこで、長くお使いいただくためのポイントをいくつかご紹介します。

その①:できるだけ風通しの良い「屋内」で保管する
その②:長期保管する場合は、電池残量を70%〜80%の状態にする
その③:3ヶ月に一度、蓄電されている電気を使い切り、再度70〜80%まで充電してから保管する
その④:本体を充電しながら電化製品に繋げる行為(パススルー充電)は極力控える
その⑤:屋外で使用することが多い方は、できるだけ防水タイプのポータブル電源を選ぶ

以上5つのポイントを守ってお使いいただくだけで故障する確率はグンッと下がります。
LACITAでは手厚い保証を提供しておりますが、それでも故障しないにこしたことはありません。
ポータブル電源は人々に安心と安全な生活を提供できるそんな商品だと思っています。
だからこそ、ポータブル電源を選ぶ上で大切なことをお伝えしてきました。
これからもLACITAユーザーの皆様には末長くLACITA製品をご愛用いただけますよう尽力してまいります。
最後になりますが、LACITAのポータブル電源をいくつかご紹介させてください。







この記事を書いた人

にちにち編集部
にちにち編集部
「にちにち」には、「日常より非日常、非日常より日常」という想いが込められており、日常も非日常も、暮らしが豊かになるようなアイデアを提案させてください。