【エナーボックスが繋ぐ日常と非日常】
フリーランス編集者の池尾優さん


地震、台風、土砂災害、火山噴火など、自然災害の多い日本。万が⼀の災害時に慌てないためにも、水や食料を備蓄するご家庭も多い。電気の備蓄方法は乾電池が主だが、今では電気自動車(EV)があると冷蔵庫やエアコンも動かせる。ただ、そこまでの準備ができない人にとっては、「ポータブル電源」が良いだろう。様々な生活情報がつまったスマートフォンやパソコンの充電にあてられる。

ポータブル電源「LACITA」のエナーボックスは、高いデザイン性も評価されることから、日常に馴染みやすい。日常と非日常を上手に越境しながら、丁寧に暮らす生活者は、どのようにこのエナーボックスを取り入れているか。フリーランス編集者の池尾優さんが、日常と非日常を感じる音楽と共に、エナーボックスの活用方法を教えてくれた。

人生のピンチを救ってくれたヨガ

東京の下町で育ち、バンコクで情報誌の企画・編集の仕事に携わったのち、現在は京都在住の池尾さん。20代でヨガに出会ってから、10年以上ヨガがライフワークといいます。

「仕事が忙しい時、人間関係で悩んでいる時、環境が大きく変わる時……。これまでの人生で、ピンチの時には何度もヨガに救われてきました。ヨガはアーサナ(ポーズをとること)だけでなく、その考えは生活全てに通ずるもの。どれだけ練習を重ねても、ヨガの学びには終わりがありません。きっと一生続けるのだろうなぁと思います」

そんな池尾さんが生まれ育ったのは、東京の商店街のある下町。その生い立ちが影響してか、池尾さんにとっての“日常”は、「人びとの生活が感じられる商店街の景色」。今も京都市・出町柳にある出町舛方商店街は好きな場所だ。

反対に、“非日常”を聞くと、那智の滝(熊野那智大社)、イギリスのストーンヘンジ、ミャンマーのシュエダゴン・パゴダなどの、「人びとが祈りを捧げに訪れるような世界の聖地」を挙げた。「どこか異世界と繋がっているように感じるからかもしれません」とその理由を教えてくれた。

エナーボックスは、ちょっとした贅沢時間のお供

そんな、喧騒の日常と静寂の非日常について語ってくれた池尾さんにとっての「エナーボックス」は、贅沢時間のお供。

お気に入りの場所である自宅マンションのベランダで、庭にある大きなヒマラヤスギやイチョウの木を見ながらのコーヒータイムに重宝しているのがエナーボックスだ。普段はエナーボックスをリビングに置いているが、ベランダに持ち出して、スマートフォンの充電をしながら、ちょっとした自分時間を楽しんでいる。

「シンプルな色・デザインが主張せず、どんな空間にも馴染みそうです。モバイルバッテリーというと黒で男性的なイメージがあったので、『白』という選択肢があるのは嬉しいです。バッテリーなので重いのは重いのですが、取っ手がしっかりしていて持ち運びしやすいです」と、エナーボックスが普段の暮らしに馴染んでいる様子だ。

日常と非日常を表現するプレイリストについても教えてくれた。

池尾さんの「日常に聴きたい音楽」3曲

(1)「You’ve Got A Friend」Carole King

シンガーソングライターのキャロル・キングが1971年に発表したもので、シンプルな言葉で友達の尊さを歌った名曲。落ち込んでいるとき、辛いときこれを聴くと、自分は一人じゃないんだ、と思わせてくれます。例えるなら、大きなハグではなく、無言でポンと肩を叩いてくれる感じ。こちらにそっと寄り添ってくれる、友達そのものにも思えます。私は大学生の頃にこの曲に出会いましたが、いくつになっても変わらず胸に響きます。

(2)「おなじ話」ハンバート ハンバート

佐藤良成さんと佐野遊穂さんというご夫婦によるデュオで、2人の優しい声が大好きです。この曲は彼らが2004年から歌いつづける歌で、部屋のなかで展開する「僕」と「君」の会話が歌詞になっています。「僕」と「君」のなんてことのないやりとりが繰り返されてほのぼのしますが、最後には「さようなら」と2人に別れがやってきて、悲しさや寂しさがじんわりと込み上げます。当たり前の日々こそ素晴らしい。そんな大切なことを思い出させてくれる歌です。

(3)「サマージャム’95」鎮座DOPENESS×環ROY×U-zhaan

スチャダラパーの名曲を鎮座DOPENESS×環ROY×U-zhaanがカバー。平凡な夏の日常がとにかくゆるーく歌われていて、ざっくりいうと、夏のせいでダラダラしてしちゃうよね〜という内容です。個人的には、ドラムがU-zhaanさんのタブラ音に代わり、ゆるさが倍増したように思います。3人が登場するMVも秀逸で、何度も見たくなる中毒性があります。成果や効率性や数字ばかり求められる時代に、ナンセンスであることの素晴らしさみたいなものを感じさせてくれます。

池尾さんの「非日常に聴きたい音楽」を3曲

(1)「Long Season」Fishmans

Fishmansはどの歌も大好きですが、なかでも現実逃避したいときに聴くのが1996年発表のこちら。1曲で35分以上もある曲ですが、電車の車窓がどんどん移り変わっていくように様々な情景を見せてくれて、時間を忘れて没入できます。その日の心の状態によって、見える景色も違います。ひとりこの曲にじっくり浸る時間は、私にとっての贅沢な脳内トリップです。

(2)「Dive」Tycho

叙情的なエレクトロニカ・サウンドを操るトラックメイカーTycho(ティコ)による2011年のアルバム。浮遊しているような感覚になり、どこにも自分が存在していないような不思議な気分になります。叙情的な文章を書きたいときや、夜のランニング中などによく聞きます。

(3)「旅人たちの祝日」表現(Hyogen)

表現(Hyogen)は世界を旅して、音を紡ぐように楽曲づくりを重ねている4人組の音楽ユニットです。なかでも好きな曲がこちら。多幸感とともに“祝祭”という言葉が湧き上がる曲です。日本語で歌われていますが見知らぬ国の音楽のようで、例えば旅先で偶然あたたかい結婚式を目にした時のような、なんともいえず素晴らしい気分にさせてくれます。

 

ポータブル電源LACITA
【日本ブランドが誇る品質性能】本体の電池容量が120,000mAh(444Wh)の超大容量。iPhoneを最大で約700時間、電気毛布を約18時間、車用炊飯器を約3回も利用することができます。さらに出力は従来に比べて約3倍の正弦波AC400Wハイパワーを実現。比較的消費電力の低いポータブル調理器具、冷蔵庫やテレビなどの白物家電にもお使いいただけます。

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にちにち編集部
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「にちにち」には、「日常より非日常、非日常より日常」という想いが込められており、日常も非日常も、暮らしが豊かになるようなアイデアを提案させてください。