部屋に馴染むエナーボックスとは
【三沢真実のキャンプのある暮らし】


持たない暮らしに憧れる一方で、スマホ依存症だし便利なものも大好きな筆者。いいとこ取りするのも悪くない。そんな中で筆者が愛用するラチタの魅力を語る。

こんにちは「キャンプのある暮らし」をコンセプトに活動するクリエイターズユニットCAMMOC代表 三沢真実です。デザイナーで、キャンパーで、旅人で、小学生男子の母もしています。

息子4歳のとき日本一周旅の途中北海道で

1ヶ月キャンプ生活をしていたり、1ヶ月家に籠っていたり、1日5回ご飯を食べたり、3日間何も食べなかったり、私の暮らしは混沌としているけど、自由で面白い毎日です。

これがなきゃ生きられない!というもの

荷物を持ち込み過ぎない、でも快適が私の理想のキャンプスタイル

私には、なるべく電化製品を使わない生活をしてみたい。という憧れがあったりするのですが、せいぜい自宅で電子レンジや炊飯器は使わない。エアコンも基本的には使わない程度…
人間は冷蔵庫を使うようになってから退化したなんて話には納得出来るところもあるし、「冷蔵庫も手放してみたい」と、これまた無謀な憧れもあるけれど、育ち盛りの息子の育児と不規則な仕事をワンオペする私は、ある程度電化製品も使用したいので、[ない方が豊かになるもの・ある方が豊かになるもの]取捨選択をしたいと思っています。

ご飯は炊飯器ではなく鉄鍋で炊き、温めは電子レンジではなく蒸篭で
息子のお弁当の冷凍食品も、お野菜を蒸すのと一緒に蒸篭で解凍

表現方法の1つとして「これがなきゃ生きられない!」と言いたくなるぐらい大好きなものや拘りがあったら人生って豊かになると思う。
例えば、お気に入りのスパイスとか、毎日欠かさず活けるお花とか。
でも、本当にこれがなきゃ生きられないっていうものは、少ないほうが楽だとも思うんです。(特定のものでなくても、他に手に入るもので代用すればOKできるという意味で)
例えば、トイレットペーパーとか、ガスコンロとか。

ラーメンとライスは一緒に食べたい人とそうでない人が存在するように、自分の「好き」は大事にしつつも、「ラーメンとは、ライスがないと絶対に食べることが出来ないものである」という訳ではないから(笑)その時の状況に合わせて「好き」を選んで生きる暮らしがしたいな。

フラワーサイクルアンバサダーとして、ロスフラワー(破棄される花)を、ドライフラワーなどへ2次利用し救出する活動もしている

可能性の宝箱モバイルバッテリー

使い始めて3年目 我が家のモバイルバッテリー エナーボックス

そんな私は、モバイルバッテリーを愛用しています。主にキャンプや旅の間の電源供給用で、いつも充電しているのは、やっぱり旅の途中で使いたい、スマホ、LEDランタン、カメラバッテリー。それから、状況にあわせて、パソコン、充電池、遊ぶものなど。

電源が全くない状況の旅なら、ないと割り切って楽しむ醍醐味もあるけど、長旅となると効率良く旅する為に使えたら嬉しいものは出てくるし、私の使用しているモバイルバッテリーは、ソーラーパネルや走行によって充電も出来るから、むしろ燃料費の節約もできるのです。
例えば、ランタンは面倒でも炎を灯す方が好きだけど、毎日燃料のホワイトガソリンを使うとかなり費用がかかってしまうため、LEDランタンも充電して常備し、状況と気分によって使い分けています。

やっぱり焚き火は欠かせない
息子5歳の時、雨の火のキャンプの夜

私は数年前に、モバイルバッテリーを使い始め「電源を使わないキャンプ・旅」から、「電源を持ち運べるキャンプ・旅」にシフトしたのですが、旅に持ち出す電気製品について考えるようになったお陰で、暮らしの中でも、災害時に自宅の電気が止まったら、この一台で何をどう充電すると一定期間乗り越えられるか?という算定もある程度出来るようになりました。
だから、このバッテリーは〈お守り〉でもあって、我が家ではいつも満充電にした状態でリビングに置き、旅にも一緒に連れていくのです。

オリジナルカバーを付けるとインテリアにも馴染むエナーボックス

日常も非日常も雑多で混沌とした私の暮らしは、今風にいえば「ハイブリッドな暮らし」でしょうか。これからの時代を生き抜くキーワードになるかも知れないですね。

この記事を書いた人

三沢 真実
三沢 真実アウトドアクリエーターズユニットCAMMOC代表/ディスプレーデザイナー・キャンプコーディネーター
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに心地の良いライフスタイルの発信やコーディネートを行う。キャンプ歴16年、息子Aliが4歳の時にキャンプ×車中泊で日本一周の旅をはじめたパワフルママキャンパー。キャンプで防災する有効性をサスティナブルな視点と共に注目し「SDGs防災キャンプ」を提唱。破棄される運命のロスフラワーを救出するフラワーサイクリストとしても活動中。
旅することが日常であれば、息子を学校へ送り出すことは非日常だろうか。日も非もない時空を泳ぐような暮らしに憧れる私の楽しみや妄想、失敗談などを綴っていきます。ププッと笑いながらお付き合いいただけましたら幸いです。