死者100名超も。過去100年に見る日本の火山災害


日本の活火山の数は、111。これは、火山噴火予知連絡会が定める「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」のことで、2003年に現在の定義となった。

日本の国土に対して100を超える山が活火山と定義されているとあって、北海道から鹿児島県までほぼ満遍なく、地域によっては高い密度で分布している(四国を除く)。

事例を過去100年まで縮め、また10人以上の死者・行方不明者が出た火山活動をまとめると以下の6回になる。

・1926(大正15)年5月24日/十勝岳(北海道)
 死者・行方不明者144名、負傷者約200名

・1940(昭和15)年7月12日/三宅島(東京都 伊豆・小笠原諸島)
 死者11名、負傷者20名

・1952(昭和27)年9月24日/ベヨネース列岩(東京都 伊豆・小笠原諸島)
 死者31名

・1958(昭和33)年6月24日/阿蘇山(熊本県)
 死者12名、負傷者28名

・1991(平成3)年6月3日/雲仙岳(長崎県)
 死者・行方不明者43名

・2014(平成26)年9月27日/御嶽山(長野県、岐阜県)
 死者・行方不明者63名

111の活火山は観測、監視が行われ、噴火の発生・拡大が予想された場合は気象庁から噴火警報が発表される。気象庁のwebサイトでは、火山に関する情報の発表状況が常に更新され、警戒対象となるエリアも明示されている。自宅や職場が含まれるエリアが警戒対象になる可能性や有事の際の避難場所、手段を普段からチェックしておこう。

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にちにち編集部
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