関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするアイテムを紹介する。今回は、ダイヤル式シューレースシューズです。
素早くキュッ!っとフィットするスニーカー
デニムにはやっぱりコンバースでしょ! 制服のように履いているデニムパンツに、ここ最近はハイカットスニーカーを合わせているものの、靴を脱ぐライフスタイルではちょっと……いや、正直相当面倒ですよね? 紐を締めたり、解いたり。玄関先でモタモタしたくないけれど、キュッとフィットする感じをスニーカーには求めたい。
それを叶える一足がありました。
これは、東京・富ヶ谷のスニーカーセレクトショップ「playground」のオリジナルブランド「pg(ピージー)」の「NEW DAWN」です。トレイルランニングなどにも使われるソールは弾むような歩き心地。
そうです。紐はありません! ワイヤーをダイヤルで巻き上げてフィット感を調整します。
ダイヤルを一方向に回転させてワイヤーを巻き上げて、
自分の足にフィットしたらOK!
反時計周りに回すと、ダイヤルのロックが解除されてワイヤーが緩みます。
That’s so cool !!!!!
なんて未来的なんだと感動していたら、どうやら数年前から少年少女の心を掴んでいたようです。「pg」のとはダイヤルの仕様が少し違うようですが、ダイヤル式シューレースを搭載した「ダイヤルDRIVE」というスポーツシューズが爆発的人気のようです。キッズ用は完全ノーマークでしたー。
「ダイヤル式瞬間装着、2秒で履ける! 1秒で脱げる!」
戦隊ヒーローのギアみたいな、昭和感のある謳い文句に完全ノックアウト。
片手で着脱できるシューズは身を助ける
そもそもダイヤル式シューレース機能は、ゴルフや登山、スキーやスノボなどのスポーツ用の靴に採用されてきた経緯があるようです。それは、脱ぎ履きのしやすさはもちろん、安心安全なホールド力のお墨付きを得たようなもの。
これまで何千回、何万回と靴を脱ぎ履きする中で紐の「結び方」を習得してきました。しかし、幼い子どもに靴を履かせる労力を考えると、学ぶ機会を差し引いたとしても、このダイヤル式機能を子ども靴に採用したオトナたちに、勝手ながら拍手を送ります。特に避難の時は、時間との勝負ですから。しかも子どもが率先して脱ぎ履きしたくなるなんて!
緊急時と言わず、片手で着脱できるシューズは様々な場面で身を助けます。赤ちゃんを抱えている時、スーパーでの買い物帰り、自転車を押している時、傘をさしている時、ペットの散歩の道中、それから炎天下でソフトクリームを食べている時。手が塞がっている時に限って無情にも靴紐は解けるのです。試着したい服に出合った日に限って、脱ぎにくい靴を履いていることも、“靴あるある”ですよね。
体を動かしたくなる季節になりましたね。TPOに合った靴を選んで楽しいお出かけを!
この記事を書いた人
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。
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