“いざ”じゃない日の備えについて。「SIXTH」という名の香水で考えてみる


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするアイテムを紹介する。今回は、「バイラオ」の香水です。

ウェルビーイングなフレグランス

Well-being(ウェルビーイング)とは、心身と社会的な健康を意味する概念で、幸福という言葉に言い換えられるかもしれません。そして、それは自分にとって本質的に価値のある状態であることが大切といわれています。

「人生の喜びは、当たり前の日常の中にある」

2011年の関東大震災しかり、2020年の新型コロナウィルスの感染拡大しかり、これまで事あるごとに、「なんでもない日」の中に喜びがあると思い知らされてきました。

それならば——

「いざという日」の備えがあるように、
「なんでもない日」の備えもある?

後者が、冒頭に挙げたWell-beingなのかなと思っているのです。そんな時にバイラオの香水と目が合いました。代替療法をルーツにした香水という、世界で初めてのウェルビーイングブランドだそうです。

その香水の名前はSIXTH

マーケティングの切り口が面白い。気になったのは単純な理由からでした。

不確かでも、惹かれる何かがありました。きっとそれだけできっかけとしては十分で、極論ですが、自分の助けになるのなら何でもあり。今回は香水でしたが、家具でも服でも、お弁当でも。作り手が哲学(思い)を持ってていねいに作ったものには確かな力が備わっていて、それが受け取った人の心に移って、なんだかよさそう、大事にしたいという気持ちを芽生えさせるのかなと思うのです。

そのためには、些細な巡り会いに気づく必要があって、だからこその直感力!

残念ながら直感を磨いても地震や災害を予知することはできませんが、視野を広く、冷静に判断できる心を保てるならば、植物の力を借りない手はありません。情報に過敏に反応しがちな今だからこそ、ネガティブなエネルギーに影響されないようにいたいと思うわけです。

バイラオのディレクターであるヤスミン・シーウェルさんはファッション コンサルタントからヒーラーに転身した方で、香りでネガティブなエネルギーを浄化し、心身ともに健康で社会的にも良好な状態になることをコンセプトに、このブランドを立ち上げたそうです。

香水やキャンドルなどいくつかある中で、SIXTHは、バジル、アップル、ペパーミント、ローズマリーというエネルギーと直感をもたらす高揚感のある香りで構成されています。

ボトルの中にはクリスタルがキラリ。見えますか?

The Art Of Energyの創設者でエネルギーワーカーのルイーズ三田さんがエネルギーを注ぎ込めたハーキマー・ダイヤモンドが入っています。特別感に気分が上がります。

香水はあまり得意な方じゃないのですが、有機栽培されたサトウキビから抽出した発酵アルコールを使用しているためか、キツくないのがいい。ホルモンや肌へのダメージが少ないのもうれしいですね。

大事な一戦で力を発揮できるように日々練習に励んでいるアスリートを見ていると、いざという非日常の備えは、日常から始まっていると思うよりほかにありません。

なんでもない日の備えとは、つまりはそういうことなんですよね。

Vyrao(英語サイト)

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この記事を書いた人

tutu.
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。