やさしい香りのソイキャンドル
名古屋発キャンドルブランド「sheep」


ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝える。フリーランスPRのキム サンエさんが、日々の生活に加えたいちょっとうれしくなるもの・ことをご紹介。

忙しい一日の終わり、ふっと息をつく時間はとても大切。ゆったりと過ごす夜のお供は、好きな香りのキャンドルです。ゆらゆらと揺れる灯りを眺めていると、どうしてこんなに気持ちがほぐれるのでしょうか。

毎日ではないけれど、思いたったときに灯すことができるように、自宅にはいくつかキャンドルをストックしています。香りは様々で、異国情緒を感じるスパイス、華やかなお花、爽やかなハーブ、などなど。その中で特に登場回数が多いのは、名古屋発のキャンドルブランド「sheep」のソイキャンドルです。

「食事中に安心して使えるキャンドル」をコンセプトに作られるこのキャンドルは、天然由来の大豆油を使用して作られているため、すすが出にくく有害物質も発生しにくいのが特徴。個人的にとても気に入っているのは、日常に溶け込むようにほのかに香る、やさしい精油の香りです。個性的な海外のキャンドルで、いつもと違う香りを部屋中に満たすのも気分が変わって良いものですが、sheepのキャンドルは、なんというか、もっと普段の生活に寄り添うようなやさしさを感じます。

デザインはどこまでもシンプルで、パッケージから出してラベルを外すと、余計なものが一切ない、キャンドルそのもの。姿も香りも、存在を忘れてしまいそうに静かなのに、そっと、その場を豊かにしてくれます。

もうひとつ、sheepに出会ってよかったなぁ、と感じていることは、正しいキャンドルの扱い方を知れたことです。これまで、何も考えずにただ火をつけて消してを繰り返していましたが、使う内に芯が埋もれてしまったり、すすが黒く残って見た目が悪くなったりしていました。sheepのサイトを見ると、火の灯し方、消し方、溶けたロウの処理など、丁寧に紹介されていて、この方法に変えたらすすも出にくく、きれいに長持ちするようになりました。正しい使い方を伝えることで、長く楽しんでもらいたいという姿勢、ここにもやさしさを感じます。

(sheep HPより)

ラベンダー、レモングラス、ジンジャーティーなど、様々な香りを展開している中で、私が今愛用しているのは、アールグレイの香り。ベルガモット精油のさっぱりとした香りに、捨てられるはずのオーガニックアールグレイティーの茶葉で、アクセントが加えられています。ほんのりとしたやさしい香りに癒されて、明日からも頑張れそうです。

sheepのキャンドルは、様々な美しいものを紹介するショップ「cont」のサイトで購入できます。手作業で作られているため時期によって販売されている香りも変わり、EARL GRAYのSサイズは欠品中のようですが、他の香りもすてきなので、ぜひお試しください。

sheepのソイキャンドル 3,500円(税抜)

cont

この記事を書いた人

金祥艾
金祥艾フリーランス PR / Project Manager
ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝えるためのお手伝いをしています。連載では、日々の生活にあると、ちょっとうれしくなるものやことをご紹介していきます。