関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするアイテムを紹介する。今回は、フェムテックです。
女性の悩みを解決するテクノロジー
近ごろ増えましたね、“なんちゃらテック”という言葉。
いずれもTechnologyを掛け合わせた造語で——
Finance(金融)とTechnologyでFintech(フィンテック)
Agriculture(農業)とTechnologyでAgritech(アグリテック)
Female(女性)とTechnologyでFemtech(フェムテック)
フェムテックは、女性の健康をテクノロジーの力でサポートする商品やサービスのことを指します。アメリカの調査機関によるとフェムテック市場の収益は2024年までに11億ドルに達すると予想されていることからも、世界中で急速に広がっていることがわかります。
肌感覚でもその通りだなと実感しているところです。
いざという時に助かるショーツは何枚いる?
災害などの緊急事態でも生理週間はやってきます。
むしろ不安や悲しみで心が乱れてしまうような時にも、いつものリズムをやめないでいてくれた体を褒めるべきが、サニタリー用品はかさばる上、消耗品ということもあり十分に備えられていない人は多いかもしれません。そういう私も意識から外れていました。
自分に合った吸水サニタリーショーツを、まずはリストに加えたいと思っています。
「quarter」のほどよいフィット感が私にちょうどいい。何枚あると快適かを検討中です。
フェムテックを意識したきっかけは、ユニクロの吸水サニタリーショーツでした。
ユニクロから発売されるほど浸透しているんだと気になって以来、自分のライフスタイルに合いそうなものをあれこれ探して、試した時から手放せなくなりました。これまで不便さを感じていたことを改めて気付かされたという感じでした。体は歳を重ねるごとに変化していくので、これからもサニタリーライフをアップデートしていこうと思っています。
未曾有の自体は一瞬で過ぎ去るとは限らないことを知った今だから、「生きる」という尺度を「命を守る」から「暮らす」に少し緩めて備えるものを見直してみるのもよさそうです。
自分にとって“助かっているもの”は、意外と抜けているものなんですよね。
※参考:Frost&Sullivan, Frost & Sullivan Defines Top Femtech Global Opportunities by 2024
この記事を書いた人
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。
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