肌の渇きを潤す、だけでないスキンケア
「Amusant(アミュゾン)」の化粧水


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするために役立つアイテムを紹介する。今回は、「Amusant」の化粧水です。

洗顔をした後は、化粧水で保湿する。学生の頃から続けている朝のルーティーンです。さらに言うと、化粧水だけで終われた頃が懐かしい……と心中穏やかではない、オトナ女子の気持ちにも深く共感しています。そうやって、基礎化粧品の機能強化に勤しんでいたわけですが、年齢を重ねるにつれて白熱する、乾燥と保湿の“攻防戦”の最中、知人のオススメでこの化粧水に出合いました。

「Amusant(アミュゾン)」のラインナップは、化粧水1種類、クリーム1種類。とても潔い。それなのに、年齢、性別を問わず、さらに、乾燥肌の人にもオイリー肌の人にも使えるという。最初に話を聞いた時は、狐につままれたような気持ちになりました。「それやったらオロナイン塗っとき」。昭和の時代から、ウチの実家では肌トラブルに何でもかんでも使い回されてきた、あの万能薬のことが頭をよぎるくらいに(笑)。そんなウマイ話が、基礎化粧品でもあるものですかね?

「セルフクリエイトするスキンケアなんだよ」

よくよく聞くと、それは目から鱗な話でした。ウェブサイトの言葉を借りると、「乾燥が気になる時は載せる量を増やしたり、しっとりしている時は減らしたり、化粧水とクリームの量を調整して、心地よい肌の状態を保つことがアミュゾンのセルフクリエイトです。刻一刻と変わる肌に合う化粧品を探すことに疲れたら、今の肌に合わせられる化粧品を」

20代、30代、40代の肌の状態が変化することは身を以て実感していたけれど、確かに、昨日と今日の肌も同じではありません。「一人の人間がずっと同じ状態ではいられない」わかっている気になっていただけで、本当は深く考えていなかったみたいです。そうでなければ、「自分にぴったり」なものを探しまくるはずがない。ファッションだって、最高峰はオートクチュール。自分に合わせて作られたものが一番しっくりくるのですから。

化粧水を「オーダーメイド」ならぬ、「セルフクリエイト」する。私にとってこの発想は新鮮なものであり、化粧水をつける目的を教えてくれました。少々乱暴になりますが、実は、基礎化粧品の本質は、「自分を見つめること」ではないかと思うのです。

だから、「セルフクリエイト」には、「今の自分の肌がどんな状態なのかをまず観察してから使ってくださいね」と、勝手に“超訳”をつけることにしました。よく観察し、使う量を自分で決める。肌に載せた時に心地よさを感じるところが今日の適量という基準を知れば、どんな肌にも、肌の変化にも対応していけるというわけ。化粧水の良し悪しの大半は、使いこなせているかどうかが関係しているのかも?

まるで肌で飲むように化粧水を2度、3度重ねた末に訪れる、「気持ちいい~」のために毎朝の洗顔を楽しんでいます。肌は心の写し鑑。乾燥やテカリ、くすみ、吹き出物は、自分の内からの合図とあらば、知らん顔はちょっとできませんよね。

AMUSANT(アミュゾン)公式サイト

日非日非日日とは
もしもの時の準備の準備とは

この記事を書いた人

tutu.
tutu.
編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。