日常に加えたい、ちょっといいもの。その“ちょっと”に気付けることで、有事の際にも心が豊かになれそう。
ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝える。フリーランスPRのキム サンエさんが、日々の生活に加えたいちょっとうれしくなるもの・ことをご紹介。
寒くなってくると、ふわふわもこもこしたものに心惹かれます。着るものはもちろん、インテリアも柔らかくあたたかなものが恋しくなっていきますね。
我が家で一番のふわもこさんは、アルパカの天然ファーで作られたテディベアです。一人暮らしを始めてからこれまで、家にぬいぐるみを置くことが苦手だったのですが、ある時、この子は…という出会いをしてしまいました。ずっとなでたり抱きしめていたくなる肌触りと、つぶらな瞳がたまりません。
この愛らしいテディベアは、ペルーの高所山岳地帯で大切に育てられたアルパカのファーやウールを使用して、美しい色合いのストールやブランケット、ファッションアイテムを展開している北欧エストニアのライフスタイルブランド「ALPAKA」のもの。エストニアの自然や風景を表現しているというファブリックカラーは、どれも優しくて、身につけたり部屋に置くと心を穏やかにしてくれそうです。
アルパカは、そのキュートな佇まいに癒される人気の動物ですが、そのファーやウールは古代インカ文明時代から大切にされてきたそうです。羊毛よりも7倍もあたたかいと言われているその毛は、通気性が高く軽く、自然なツヤと光沢を持つ、希少で贅沢な素材です。
羊毛に含まれるアレルギー成分がないため、肌に直接触れてもチクチクせず、赤ちゃんにも安心してプレゼントできます。また、毛玉やシワができにくく、撥水性があって汚れにくい、とても強い素材だということで、こんなに気持ちの良い天然素材なのに、あまり神経質にならずに気軽に使えるなんて、驚きです。
職人の手作業で丁寧に作られているテディベアは、一体一体表情が違って、中にはぷっと笑ってしまうようなファニーなお顔をしている子も。わたしはもこもこの短毛タイプを選びましたが、さらさら直毛のタイプはより表情が豊かです。少しお値段は張りますが、ずっとそばにいてくれる相棒を探すような気持ちで、お気に入りのテディベアを探してみるのも楽しいもの。お友達や家族の赤ちゃんへのプレゼントにもおすすめです。
この記事を書いた人
- ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝えるためのお手伝いをしています。連載では、日々の生活にあると、ちょっとうれしくなるものやことをご紹介していきます。
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