一輪だけでも絵になる凛とした花器「Valeria Vasi」


ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝える。フリーランスPRのキム サンエさんが、日々の生活に加えたいちょっとうれしくなるもの・ことをご紹介。

自宅にいる時間が増えて、花を飾ることが以前よりも多くなりました。家にグリーンや明るい色のお花があると、やっぱり気持ちが明るくなるものです。近所のお花屋さんで選んで購入する他、自粛期間中にはお花の宅配便も利用してみました。気になっていたお店でアソートを頼むと、自分では選ばないようなお花が届いて、新鮮な驚きが生まれました。

お花を飾ることが増えて、次に興味が湧いたのは花器。なんでもない空き瓶に飾るのも好きですが、花器自体が美しいものは、花を活けていない状態でもオブジェとして楽しむことができます。

最近のお気に入りは、スペインの花器デザイナー Valeria Vasiさんのもの。友人でもある石川佳世子さんが主宰する、移動式ギャラリー「KIAN」の展示で出会いました。

パリ、スペイン、ポルトガルなど様々な国で暮らし、ボッテガ・ヴェネタなどのファッションブランドに従事していたValeriaさん。素敵なデザインや色使いは、その経験から来ているのだろうと思います。スペイン・バルセロナの職人の手によって作られる花器の数々は、シンプルなのに存在感のある造形と、自然の温かみを感じる質感、独特の色彩を持ち、一目見たときから「欲しい!」と思わせてくれる魅力を持っています。

展示された5種類からわたしが選んだのは、U字型の花器。どれも美しいカラーは、悩んだ末、部屋のアクセントにとピンクを選びました。

アート作品のような佇まいは、そこに置くだけで部屋全体の印象が変わるようです。そのままオブジェとしても楽しめますが、やはり花器にはお花を。この花器の魅力は、枝を1本、お花の剪定残りを数本、すっと挿すだけで絵になるところ。

ボリュームのある花束には向きませんが、花束を活ける時に出る残りをこの花器に挿すと、部屋の中のコーディネートも楽しめます。凛とした姿に、どこか日本的な魅力も感じるのはわたしだけでしょうか。美しく落ちる影を眺めるのも、楽しみのひとつです。

Valeria Vasiの花器は、自由が丘を拠点に全国で移動式ギャラリーを展開する「KIAN」のサイトで購入できます。いまサイトでは完売状態ですが、9月16日(水)〜29日(火)の期間、新宿伊勢丹で 開催中の POP UP STORE では、初お披露目となるガラスの花器も登場して、豊富なラインナップをご覧いただけます。お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。

 

KIAN POP UP STORE >>>
2020/9/16(Wed.)-29(Tue.)
at 伊勢丹新宿本館5階 センターパーク

 

Valeria Vasiの花器 30,000円(税抜)
Valeria Vasi
KIAN

この記事を書いた人

金祥艾
金祥艾フリーランス PR / Project Manager
ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝えるためのお手伝いをしています。連載では、日々の生活にあると、ちょっとうれしくなるものやことをご紹介していきます。