半径約1メートルをテリトリーにする
「nahrin ハーブオイル33+7」


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするために役立つアイテムを紹介する。今回は、「nahrin ハーブオイル33+7」です。

日常と非日常の狭間はあるのかもしれない……。コインの表裏のようにまったくの別世界だと思っていたけれど、災害やコロナ禍で住環境が一変した今、日常と非日常は地続きの関係にあるのだなと、身を以て感じています。

いつも寝起きするベッドから意思を持ってエイヤッと離れてみるのが「旅」であれば、思いもよらないことが身の回りに雪崩れてくるのが「災害」。一方はワクワクし、もう一方は絶望を突きつけられるのは紛れもない事実ですが、この2つは決して交わることのないように見えて、日常と異なる環境に身を置くという点においては似ている、と思うのです。

これまで仕事でいろんな国を訪れてきた中で、旅を楽しむにはどうしたらよいのかを自分なりに考えてきました。(私が元来、人見知りで臆病な性質であることを前もってお伝えしておかなければなりませんが)、出国直前はいつもネガティブな状態でした。だって旅なんて、気候、言葉、文化、何もかもが目新しい世界にポーンと放り投げられるようなもの。そんなの不安でしかない! 何から手をつければ良いのか分からず頭の中は大パニック。緊張が高まり、やがて思考は停止する。そんな精神で楽しめるはずもなく、旅程をこなすことが目的になっていたこともしばしばでした。

そこで、〈新しいもの〉を見るのをやめ、日頃と〈同じもの〉に意識を向けることにしました。すると、知らない世界に自分の居場所が見つかるような感覚が芽生え、不思議と心が落ち着いてきたのです。これが私の旅のコツのひとつ。どうってことありませんが、心が安定すれば視野がずっと広がるのでおすすめです。

これは旅の場合ですが、「非日常」と「日常」の間のバランスを取ることは、その日を楽しく過ごせるかどうかの鍵になっていると思います。
●自分を取り巻く環境が大きく変わる時は、体の内側の環境を普段どおりに保つ
●体の内側がいつもどおりにならない時は、使い慣れたものを身の回りに置く

広義な解釈で備えていると、いざという時に役立つかもしれません。普段どおりの力を発揮できなくさせる「緊張」もまた、一種の災いと言えるかもしれません。前置きが長くなりました。今日紹介する「nahrin ハーブオイル33+7」は、そんな不意な緊張を解くためにいつも携帯しているモノのひとつです。

肌に直接塗ることができるので、不快な時に肩やこめかみに塗って香りを纏います。マスクの内側に塗るのもオススメ。

「嗅覚」は、五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるといわれています。香りを嗅ぐことで、その時の記憶や感情を無条件に蘇るのはそのため。お守り代わりに好きな香りを携帯しておけば、緊急時にもパーソナルスペースを心地よく保てます。ただし、周りの人を不快にさせないよう香り選びには気をつけてください。

日非日非日日とは
もしもの時の準備の準備とは

この記事を書いた人

tutu.
tutu.
編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。