紫外線対策は、“もうこれ以上、日光は受け入れらない”と肌が嘆く前に


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくする役立つアイテムを紹介する。今回は、日焼け止めスティックです。

「UVインデックス」を対策の目安にしよう

夏の日差しには刺すような攻撃性を感じますよね。夏の紫外線対策は順調ですか。

日本では6~8月に最も紫外線が強くなるそうです。(参考:『紫外線環境保健マニュアル2020』)まさに今が1年のマックス!

「UVインデックス」という国際的な指標があるのをご存じですか?

紫外線の波長ごとに異なる人体への影響度合いを総合的に評価した指標です。気象庁のウェブサイトから、全国各地の紫外線の予測分布図を簡単に検索できます。

例えば、今日の東京は——

マックスで4! UVインデックスの指数は1~11段階あります。

【1-2 弱い】:安心して戸外で過ごせます
【3-5 中程度】【6-7 強い】:日中はできるだけ日陰を利用しよう
【8-10 非常に強い】【11+ 極端に強い】:日中の外出はできるだけ控えよう

3以上は日焼け止めや帽子、長袖を着るなどの対策が必要のようなので、(Siriによると今の東京都の天候は曇りで28℃。夏の日差しの合間ですね)曇りの日でも何かしらの紫外線対策をしたほうが良さそうです。

では、只今のシンガポールは——

Oh my gosh! 朝からの土砂降りの雨が止み、東京と同じく曇天の日でも紫外線対策は必須。さすが世界トップクラスの紫外線量の、赤道直下の国です。

塗ると肌をサラサラにする日焼け止め

紫外線は部屋にも窓からグイグイ入ってきます。戸内でも日焼け止めを塗っておくべきだと頭では分かってはいますが、これまで抵抗がありました。肌に薄い膜がまとわりつく感覚と、化学的な匂いは避けたいけれど、日よけの上着は羽織りたくないというジレンマ。

そんな悩みを吹き飛ばす日焼け止めに出会いました。

その名は「さらさらUVスティック」。

文房具のノリのように、ダイヤルを回して使う分だけを出せるスティックタイプ。

比較的柔らかなテクスチャーで、首の後ろや腕、手足の甲でもスッと肌の上を滑らせることができるところがいい。何より使用感が抜群。塗ることでむしろ、肌がサラサラになるんです。まさに私好み。ウォータープルーフなのに石鹸で落とせるのもありがたい。

最近読んだ本に興味深い一節がありました。

「老人性色素斑は、『もうこれ以上紫外線を浴びるのは嫌』という日焼けしすぎた皮膚からのサインです。老人性色素斑は夏でも、冬でも日光を浴びすぎた部分に発生します。ですから本当は老人性色素斑などと呼ばずに、『日光色素斑』と読んだ方がいいのです。

老人性色素斑は、ソバカスと違い、メラノサイトが拡大します。メラノサイトは長年、休む間もなくメラニンを大量に絞り出してきたのですから、変化して当然です。『もうこれ以上、日光は受け入れられません』という明らかなサインです」(『皮膚の秘密』ヤエル・アドラー著 p.162)

こうした体からのサインの「意味」を考えることが、自分を取り巻く外の状況に目を向け、対処するための指針になるのかもしれません。そのサインを真剣に受け止めるかどうかは自分次第ですよね。肌は本当に面白い。

紫外線予報 さらさらUVスティック
気象庁(防災情報)

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この記事を書いた人

tutu.
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。