「資本」となる体はあるのか? 悩める人に「おしり相談室」


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ていると思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするために役立つアイテムを紹介する。今回は、書籍『みんなの「おしり相談室』です。

「体が資本」と昔から言われますが、とりわけ近年、そのことをよく考えるようになりました。類似表現に「体が元手」もあるように、体≒資本、資金。体は動き出すために必要な源であり、財産であることを、「健康」というお墨付きがなければ外に出ることが許されない状況を経た今だからこそ、気づくことができました。

体が弱っていると、基本的に思考はネガティブになりますよね。お腹を下しているときなんて、その極み。動き出す力を全部削がれます(この世の終わりとさえ思う始末です)。つまり、正常な思考は健康な体から生まれるのです。さらにいうと、肝はお腹。

「お腹に左右されない体を作る」。かつてそう意気込んでいたのは、アーユルヴェーダのサロンに通っていた頃です。「腸は“第二の脳”と呼ばれているんだよ」と教わったからです。緊張すると下痢になったり、旅先で便秘になったり……、脳のストレスが腸に伝わるのは体感的に腑に落ちていたのですが、その逆のベクトルがあるとは目から鱗でした。

実は、通称“幸せホルモン”と呼ばれる「セロトニン」の大半は腸でつくられるそうです。慢性的なお腹の不調を抱えている場合ではありません。「お腹に捉われない体」こそが「真の資本」だという仮説を立てようと思います。自分の体を使っての実験です。

教材は『みんなの「おしり相談室」』とします。アユールヴェーダの考え方に基づいた本質的な生き方や食事療法を指南する蓮村誠先生の著書です。

「おしりの健康は、幸福になるためのいちばん大切な条件なのです。うんちは、ごはんを食べるのと同じくらい大切です。理想的なうんちを毎日している人は、とても健康です。こころは元気で幸せがいっぱいでしょう。やる気があって、輝いているはずです。からだは強くて丈夫です。体力があってすぐに疲れたりしません。逆にいえば、いいうんちがでるようになると、こころもからだも元気で健康になれるということです。」(はじめにより抜粋)

自分の「おしりタイプ」を調べられます。

見直すきっかけになります。自分以外のなんて、飼い猫のしか見る機会はないもので。

そして、みんなそれぞれに悩みを抱えていることを知ります。

結果は人生の終盤に現れてくるはずです! ご一緒に資本になる体づくりを始めませんか。

『みんなの「おしり相談室」』
蓮村誠/著(CCCメディアハウス)

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この記事を書いた人

tutu.
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。