朔杜くんのおにくごはん
【料理人・守永江里の名もなき料理】


料理名がつけられておらず、ごく普通に家庭の食卓に並ぶ『名もなき料理』を研究しているのが、山口県出身の料理人・守永江里さん。今回は「朔杜くんのおにくごはん」をご紹介。

非日常にはいつもの食材が手元にない。そんな時に、ありもののなかでどう料理するか。思考を柔らかくする料理記事です。

[名もなき料理とは]

 

朔杜くんのおにくごはん

「長男の朔杜(さくと)が苦手な野菜をよく食べてくれる料理があります」

職場の同僚、きこさんが仕事の合間に教えてくれました。きこさんは3人のお子さんを育てられていて、仕事だけではなく、先輩ママとしても頼りにさせていただいています。シフトを確認し、同じオフィスに出勤する日には、子育てについて聞きたい事を頭の中で整理して行くようにしています。笑

3人兄弟の一番上のお兄ちゃん、朔杜くんが大好きだというその料理は、パパさんが作られるものです。

「ひき肉と野菜を炒めて、甘辛く炒めたもの。うちではこれを“ おにくごはん ”と呼んでいます」

パパさんはお仕事がお休みである週末に、副菜や主菜、いろんなジャンルを4、5品くらい作り置きされるとのこと。平日も、早く帰る日があると、「パパが帰ってきた!今日のご飯なに?」と美味しいものが好きな朔杜くんが、喜んでお迎えするそうです。

ご飯を作っている間は、兄弟3人で夢中になって遊んだり、テレビを見て過ごしているそうですが、きっと台所が気になっているはず。美味しいご飯を作るパパの様子を見ているから、将来は朔杜くんもお料理上手になるのでしょうか。

働きながら子育てをする日常の中で、自分のご飯を作ることは優先順位の低いこととなりました。夫の帰りが遅く夕食は一人となると、漬物だけ、冷奴だけなんかで済ませてしまいます。料理好きな自分がこんな生活を送るようになるとは思ってもいませんでした。今まで当たり前だったことも時間を作る工夫をしないと出来なくなった今、働くのも、料理をつくるのも、夫婦どちらがやるやらないではなくて、常に協力の上に生活があることを忘れてはいけないなぁと思いました。

料理担当のパパさんも、裏で支えてくれるきこさんに感謝の気持ちを持って作られていることと思います。きっと家族思いの優しい気持ちが加わって、家族を幸せにするおいしいお料理が出来上がるのでしょう。

『朔杜くんのおにくごはん』の作り方

ひき肉と、その時冷蔵庫にある野菜、が材料です。教えていただいた作り方をもとに、レシピを作ってみました。たくさん入れた野菜から優しい味わいの出汁がでます。しっかりとした味付けなので、お子様に作る時には醤油やコチュジャンを控えて調節してください。

【 材料 】

・豚ひき肉 or 牛豚合い挽き肉 300g
・玉ねぎ or 長ねぎ
・家にある野菜 お肉と同量くらい

・酒 大さじ2
・濃口醤油 大さじ4
・みりん 大さじ2
・砂糖 or はちみつ 大さじ1
・コチュジャン 大さじ1/2

【 作り方 】
(1) 野菜をみじん切りにする。
(2) 火の通りにくいものから順に、野菜を炒める。
(3) 一旦取り出して、肉を炒める。肉に火がとったら②を戻し入れる。
(4) 調味料を入れて、アルコール分を飛ばし、味が整ったら完成。ご飯に乗せていただく。

 

『朔杜くんのおにくごはん』を作り終えて

今の将来の夢は “はくぶつかんのしゃちょうさん(館長さん)”だという朔杜くん。
愛情いっぱいの美味しいご飯をたくさん食べて、おおきくなって、夢が叶えられますように。応援しています!^^

次回は『お誕生日会のにんにくの芽炒め』をご紹介します

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この記事を書いた人

もりえり。
もりえり。料理人
鎌倉市在住の料理人です。『もりえり。』と呼ばれています。
数店舗の日本料理店で調理を学びましたが幼少期より母親に教えてもらった愛のある料理が学びの基盤です。

苦手なことは、言葉で想いを伝えること。
得意なことは、料理で想いを伝えること。

趣味は料理以外にフットサル、釣り、スケボー、寝ることです。