巻き肩のない体の心地よさを知りたいから
A-wearの「指サック」で姿勢改善


関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするアイテムを紹介する。今回は、コンディショニングツール「A-wear」です。

意識が変われば、姿勢が変わる

慢性的な肩コリに悩まされています。

肩コリというか、首コリですね。巷には様々なストレッチや筋トレの指南本や動画があふれているので、姿勢の悪さに起因するエクセサイズ方法をあれこれ試してはいるものの、気づけば背中を丸めてスマホを覗く自分がいます。無意識とは恐ろしく、姿勢を意識するのは本当に難しいものです。

そんな時に、この指サックに出合いました。

これはウチダユウト氏が考案したコンディショニングツールで、このゴム製の器具を小指と中指に装着しながら体を動かすことで理想の姿勢に導いてくれるという画期的な仕様になっています。公式HPを見ると、「A-wearは巻き肩という症状を補正するツールです」とありました。まさに今の私にぴったり!

中指に着けてみます。

さらに小指にも装着。

「腕にかかる重力が、巻きがたの原因の一つであるため、外巻きの力を末端から腕全体に働かせるために、A-wearを着けた三本の指を握った、「Gun finger」ポーズを作ることで、理想的なコンディションを維持するツールです」(公式HP引用)

推奨する基本のエクセサイズは、「腕の後ろ回し」、「前屈」、「股関節を叩く」というものなので、装着してウォーキングやランニングするためのポイントも紹介されていました。

始めてみると、「日常に加える」という感覚に近い気がしています。

「新しいことを始める」という感覚はありませんでした。しかし、確実に「意識」は変わるので、普段の動きと見た目は変わらないけれど、それはもはや同じ動きではないのです。

筋トレでもヨガでもよく言われていることですが、体の中や外に意識が通ることで質の高さがぐんと上がります。この指サックが、意識を向けたいところへピンポイントにアシストしてくれるので、体の操作に不慣れな人にはありがたいツールです。

巻き肩でなかった頃の呼吸を思い出したい

緊張を落ち着けるために深呼吸したり、ヨガのクラスで呼吸にフォーカスを向けたりと、心にアプローチするためには「呼吸」がポイントだということは実感としてわかっています。

でも、うまく息が吸えないんです!

巻き肩の人は全力で同意してくれると思うのですが、深く呼吸をしたくても、肺いっぱいに空気が入っていく感覚が得られないんですよね。まず吐く息を意識したら多少は吸えるのですが、満たされていない感覚は拭えません。したくもない巻き肩で胸部の動きを制限していることが原因で、肺いっぱいに空気が吸えてないんだろうと想像します。

子どもの頃は、思いっきり深呼吸ができる体だったはずなのに……。

いざという時に動じない心を持っていたいから、呼吸をコントロールできる体を備える。今年の秋から、そんな体作りをこつこつと続けようと思います。

A-wear

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この記事を書いた人

tutu.
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。