災害時に役立つ
「カップヌードル400食分」の電力がまかなえる車


ハイブリッド自動車や電気自動車が、災害時に役立つのをご存知ですか?2019年の台風15号の際は、停電が長引く千葉県内の被災地に自動車メーカー各社が電動車を派遣し、電力供給を行ったそうです。また、経済産業省は国土交通省と連携して災害時における電動車の活用促進マニュアル』を2020年7月に公表するなど、xEVの非常用電源としての活用に注目が集まっています。

カップヌードル400食分の電力がまかなえる車が登場

2020年10月30日発売の電気自動車(EV)「Honda-e」も、車としてはもちろん、防災機能に注目が集まる車の一つ。まず、100Vのコンセントが車内に装備されており、急な災害での車中泊などのシーンで、バッテリーの電力を使用できます。パソコンやスマートフォンの充電や、電気ケトルなど小型家電の使用(1500Wまでの出力)が可能です。ちなみに、Honda eに蓄電されている電力で、日清食品の「カップヌードル」400食分が作れるとのこと。

ポータブル電源を積んでフルに活用

また、「Honda-e」にはホンダの外部給電機「Power Exporter 9000」を用いれば、消費電力の大きい家電も使うことができます。「Power Exporter 9000」は重さ50kg超、120万超の本格派で、避難所、店舗の非常用電源として活用できるレベルなので、個人での使用は、lacitaなどより手軽に使えるポータブル電源を車に積んでおくと良いでしょう。

数日ほどの電源にもなり得る電気自動車、防災の観点からみても新しい選択肢となるかも知れません。

この記事を書いた人

小出 彩稀
小出 彩稀PRプランナー
和歌山県出身、都内在住。IT企業勤務の会社員。アナログとデジタル、リアルとバーチャル、ローカルとグローバルを行ったり来たりしています。「いつ、何が起きるかわからない今だから、どんな時も、柔軟にかろやかでありたい」人生をかろやかに楽しむ気づきを一緒に探しましょう。