大規模災害の発生時、インフラ復旧までの数日間をどう過ごすかが、防災の観点で重要になります。食の側面からみると、栄養をとること、免疫を下げないことが求められます。電気、水道、ガスが使えない中で、温かい食事をとることや、美味しい食事をとることは難しくなってしまいます。
そんな中でも、ポータブル電源を使って、体も心も温まる、豊かな食事がとれれば。そんな願いから、ポータブル電源が実現する非常食レシピ『LIFE PLATE』が、ポータブル電源メーカーのEcoFlow Technology Japan株式会社から発表されました。
『LIFE PLATE』は、防災食アドバイザーの今泉マユ子氏が監修し、以下のポイントを抑えています。災害時の調理の考え方の参考にもなりますね。
1.時短
時間的余裕がなく、心身共にストレスがかかる災害時。かかる時間をなるべく短くしたいですよね。電子レンジ等の電気調理を活用して、楽して&短時間に調理しましょう。
2.節水
災害時は、停電と共に断水することが多く、節水が重要。通常の蒸し料理や茹で料理に比べ、電子レンジや炊飯器を活用した調理は使用する水の量が少ないのでオススメです。調理器具を少なくして、洗い物も少なくしましょう。
3.ありもの利用
家にある(または入手可能な)限られた食材を使って、数日間を乗り切る必要があります。ポータブル電源によって調理のバリエーションを増やせば、ありものでもより豊かな食事になります。
『LIFE PLATE』レシピ紹介
『LIFE PLATE』では、前菜から主食、デザートまで7つのレシピを紹介。それぞれに、必要な調理家電と使用する電力が示されています。
1週間、冷蔵保存できる「災害常備菜」 タイムカプセル温サラダ
食後6時間の免疫を上げる保温食 +1℃ジンジャースープ
水を一切使わない、変幻自在のエネルギー源 ウォーターレス・ブレッド
一食分のエネルギーを満たす濃厚な一口 ワンスプーン・チーズリゾット
ボウル一つで完結する災害時の新・主食 ワンボウル・ペペロンチーノ
冷蔵庫の食材が詰まった気まぐれメインディッシュ 十人十色ミートローフ
不安を解消する心の非常食 ほほえみのカラメルプリン
本日は上記から、ワンボウル・ペペロンチーノの作り方をご紹介します。
過去の災害時、パスタは家にあったけどライフラインが止まって活用できなかったという声が多くあったそうですが、実はパスタは電子レンジで簡単に茹でることができます。しかも、鍋と違って事前に沸かす必要がなく、少量の水でOK。日常にも取り入れたいアイデアレシピです。
使用する調理家電:電子レンジ(500W)10分
使用電力:約80kw
材料(1人分)
Aスパゲッティ(茹で時間表示7分のものを使用)…100g
A 水…200ml
A 顆粒コンソメ…小さじ1/2
A おろしにんにく(チューブ)…少々
A 赤唐辛子(小口切り)…少々
A オリーブ油…小さじ1
B ちりめんじゃこ…10g
B なす(ヘタを切り落として1㎝輪切り)…1本(80g)
オリーブ油…小さじ1
ドライパセリ…適量
①なすのヘタを切り落として1㎝大に輪切りする。大きめの耐熱容器に半分に折ったパスタとAを入れてひと混ぜし、上にBをのせる。
②ラップをしないで表示のゆで時間+3分、電子レンジで加熱する。取り出して、オリーブ油をかけて混ぜ合わせ、ドライパセリをかける。
温かな食事は、身も心も癒やしてくれるはず。アイデアとヒントが満載なポータブル電源レシピをぜひ覗いてみてください。
この記事を書いた人
- 和歌山県出身、都内在住。IT企業勤務の会社員。アナログとデジタル、リアルとバーチャル、ローカルとグローバルを行ったり来たりしています。「いつ、何が起きるかわからない今だから、どんな時も、柔軟にかろやかでありたい」人生をかろやかに楽しむ気づきを一緒に探しましょう。
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