関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするために役立つアイテムをご紹介。今回は、「クレバードリッパー」です。
旅は非日常の世界だとよく言われますが、そんな日常ではない環境でフラットな心であることが、旅を楽しむ秘訣だと思っています。そんな私の“旅のお守り”は「香り」。見覚えのある香りの中に身を置き、目を瞑るだけで、ふと心は軽くなるものです。
そんなもんで、コーヒー好きにとって、街角のカフェは心のオアシス。旅先ではローカルな人たちが集うカフェによく足を運びます。コーヒーのアロマは精神安定剤といえるかもしれません。
もちろん宿にも、自宅から飲み慣れた豆を選んで持ち込みます。夕飯後に宿に戻って一杯。馴染みの香りが、新しい刺激を受けて疲れた体を癒してくれます。
水が違えば香りが変わるのはご愛嬌。けれど、台湾生まれの「クレバードリッパー」を使えば、多少のムラは隠せます。それにしても、すごい名前ですよね。“賢い”って自分で言っちゃっていますが、本当です。このドリッパーには他にはない仕掛けがあり、「テクニック不要で誰でも美味しくコーヒーが淹れられる!」と、2009年の発売当時に話題になりました。
その仕掛けとは、ドリッパー内にお湯を溜めることができること。
底部にシリコン製の「弁」があり、平らな場所に置いているときは「弁」が閉じるので、テーブルの上でお湯が注げます。
ドリッパーはお湯を注ぐとすぐさま流れ出るのが一般的ですが、この“クレバーくん”は、フレンチプレスのように粉をじっくりお湯に浸して抽出してくれるので、お湯の注ぎ方にコツが要りません。粉の量、お湯の量、そして抽出する時間を決めておけば、簡単に“いつもの”味が再現できるというわけ。
かさばるので出発前の荷物のパッキングではいつも悩まされるのですが、“旅の友”としての心強さはお墨付き。長期滞在の予定のある人はもちろん、忙しい日常の朝に美味しいコーヒーが飲みたい人の、良き相棒になるかもしれません。
「クレバードリッパー」の使い方
(1)平らなところで、フィルターに挽いた豆をセットする
(2)お湯を少し入れて豆を蒸らした後、お湯をザッと注ぐ
(3)蓋をしてしばし待つ
(4)香り立ってきたらカップの上に載せる
(5)コーヒーが流れ終わる頃にはコーヒーのアロマが部屋に広がっています
この記事を書いた人
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。
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