関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするアイテムを紹介する。今回は、ヘッドスパマッサージャーです。
気持ちいいと思える瞬間をつくれていますか
ストレスという言葉にどんなイメージがありますか?
反射的に「悪者」!!!という印象を持つ人が多いのかもしれませんが、そもそもストレスとは、「外からの刺激を受けた時に生じる、心や体の歪み」。外的要因には、「人間関係」だけでなく「気象」や「環境」も含まれるので、生きていれば、誰しもストレスを受けるのは当たり前なんですよね。
寒い暑い、気圧がコロコロと転じるような季節の変わり目に起こる頭痛や倦怠感は、ストレス過多のサインかもしれません。私は騒音や照明の刺激に敏感なほうなので、家電量販店は“鬼門”。そこに行くだけでテンションが上がる人の気持ちはわかりません。
けれども、良いストレス=「刺激」と捉えている人にもストレスがかかっていないというわけではありません。
和尚さん、その通りです。わかっていますよ……。
ただ、今の世の中、苦の蓄積が速すぎます。消化しきれません。必要な苦を全力で受け止めるために、知らず識らずに溜め込んでいるようなストレスを受け流すことができたら最強じゃないですか?
「自分が気持ちいいと思える瞬間を作る」ことが大切だと、近頃思うようになりました。要は、解放です。
ストレスからの解放が2000円弱で手に入る!
今、気持ちよさにハマっているグッズを紹介します。熊手のような「ヘッドスパ ハンドプロ」です。
使い方は簡単です。グッと柄を握り、頭皮に当てながら前後にグリグリ……。以上!気持ちがいいと感じるところを重点的にマッサージするだけです。
握りやすく、しっかりと圧がかけられつつも腕が疲れにくいところが気に入っています。
もちろんお店のように手指でヘッドマッサージできれば、細かなニュアンスをつけて頭皮に圧をかけられるのですが結構力がいるため、すぐに腕が疲れてきて心地よさを享受できない!これを使えば、2000円弱で「解放」が手に入りました。先端にあるステンレスのボールの、なめらかな肌当たりもちょうどいい。
この「気持ちよさ」というのも千差万別で、知っているようで知らない興味深いテーマです。ストレスに強い人がいるように、気持ちよさに慣れていない人がいるような気がしています。もしかするとこのマッサージャーを使って、こそばゆいと感じる人や、逆に何も感じないという人もいるかもしれませんね。
オススメの部位は、「こめかみ」から後頭部にかけて。目の疲れや首のこりが気になる人は試してみてください。
頭皮を動かすと血流がよくなるので、なんだか頭だけでなく心身のだるさも抜ける気がします。軽くストレッチした後の爽快感に近いかもしれません。
知り合いの美容師さんに聞いた話ですが、ほうれい線を目立たなくするためにもヘッドマッサージは効果的だそう。ポイントは後頭部にある、頭と首の境の「後頭下筋群」。顔や頭の向きを調整するために酷使している、これらの筋肉をほぐすことでリフトアップも期待できるそうです。
先の見えない状況で身を守るために、クリアな心を保つ術を備えておくのもいいかもしれません。結局、自分の中にしか正解はないんですから。
この記事を書いた人
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。
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