廃棄テントが世界に1つのバッグに!コールマンのプロジェクト「MFYR」


「アップサイクル」という言葉をご存知ですか?

アップサイクルとは、よく聞くリサイクル(再循環)=単なる素材の原料化、再利用ではなく、廃棄物や不要品に新しい価値を与えることでもの自体の価値を高めるアプローチのことです。アップサイクルがあれば、「ダウンサイクル」もあります。例えば、古くなったタオルを雑巾として使う場合。この場合はタオルから雑巾といった具合に価値が下がってしまいます。

新しい価値が生まれれば消費者である我々も嬉しいですし、経済が動きますよね。SDGsを掲げる様々な企業がアップサイクルに取り組んでいますが、アウトドア用品の代表的なブランド・コールマンでも、2021年6月からアップサイクルのプロジェクト「MFYR」が立ち上がりました。

循環型の社会を目指すプロジェクト「MFYR」

MFYR-アップサイクルプロダクツ|コールマン

MFYRは、MOVEMENT FOR YOUR RIGHTの意。サステナビリティな思想がキャンプやアウトドアを愛する人々の中にムーブメントとして巻き起こることを願った、循環型の社会を目指すプロジェクトです。まずは、自社製品の廃棄削減に取り組んでおり、修理できるものは再生しアウトレットショップで再販売。再生が難しい場合は、使用可能なパーツをリペアパーツとして活用したり、金属やプラスチックは原料としてリサイクルへ。最終的に廃棄するしかない部分をアップサイクルのプロジェクトの素材として活用しています。

代表する商品の第一弾として、廃棄テントの生地を使った、7タイプのバッグが登場しました。すべての製作工程は国内で行われ、生地だけでなく、持ち手やショルダー、メッシュパネルなどの部材も可能な限りテントのパーツが使われています。

コールマンのキャンプ製品は、あらゆる環境に耐えられる丈夫さがなんといっても特徴。雨風をしのいできた生地を組み合わせたバッグは、アウトドアシーンでもタフに使える実用性と、デザイン性の両面を兼ね備えています。廃棄されるテント生地の組み合わせはユニークで、どのバッグも世界に1つの1点もの。色や柄の出かた、パーツの種類の個体差、生地の色むらや使用感も味わい深いですね。そんなバッグ7タイプの中からおすすめを2種ピックアップ。

MFYRサコッシュ

デイリーに使いやすいサコッシュ。アップサイクルをファッショナブルに取り入れられます。私服とのコーディネートもしやすい。

MFYR サコッシュ|コールマン
サイズ:約25(W) x 32(H) x 2(D)cm
容量:約5L
素材:ポリエステル他

MFYR ビッグトート

縦横それぞれ50cmを超える大容量トート。キャンプやアウトドアシーン、旅行に重宝します。

MFYR ビッグトート|コールマン
サイズ:約51(W) x 55(H) x 25(D)cm
容量:約86L
素材:ポリエステル他

買い物は自分の選択で世にインパクトを与えることのできる行動のひとつ。見た目も中身も「かっこいい」アップサイクルを選ぶことは、立派なムーブメントです。

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この記事を書いた人

小出 彩稀
小出 彩稀PRプランナー
和歌山県出身、都内在住。IT企業勤務の会社員。アナログとデジタル、リアルとバーチャル、ローカルとグローバルを行ったり来たりしています。「いつ、何が起きるかわからない今だから、どんな時も、柔軟にかろやかでありたい」人生をかろやかに楽しむ気づきを一緒に探しましょう。