その時どうする?防災の基礎が身につく
フェリシモの「もしもミッションをクリアせよ!家族で学ぶ防災プログラム」


フェリシモのおうちレッスン「ミニツクⓇ」から、レッスンプログラム「もしもミッションをクリアせよ!家族で学ぶ防災プログラム」が4月26日より販売された。防災の基礎が楽しく学べるプログラムになっているとのこと。この防災プログラムについて、ミニツクグループ企画開発チームの下内さんにお話をお伺いした。

11カ月でミッションコンプリート!親子で楽しくチャレンジ

フェリシモでは、女子心をくすぐるユニークな防災グッズを幅広く展開してきた。例えば、猫と一緒に万が一を考える防災グッズブランド「NYAN GA ICHI(にゃんがいち)」や、宇宙をイメージした防災アイテム「スペースエマージェンシーキットの会」などである。

今回、趣味と自分磨きの通信講座「ミニツクⓇ」から登場したのが「もしもミッションをクリアせよ!家族で学ぶ防災プログラム」だ。これまで多くの防災グッズを販売してきたフェリシモが、その基本に立ち返ってできた商品といった印象だ。

月に1回、防災のテキストと任務遂行お助けアイテム(カードやシール)が届けられる。テキストといっても、フェリシモらしい親しみやすいイラストと解説で、やさしく学べるので安心だ。全11回(11カ月)の講座で、毎月ひとつのミッション、4つの任務をクリアしていく。1ヵ月目のテーマは「身のまわりを防災目線で見よ」、2ヵ月目は「家の安全を確保せよ」、3ヶ月目は「突然の地震、とっさの行動を習得せよ」というように、防災の基礎知識から、防災グッズを適切に使いこなしたりおうち避難の方法など、知りたいけれど身につかずにいたことが、しっかりと学べる内容だ。
さらに「楽しく学ぶ防災教育」をモットーに活動するNPO法人プラス・アーツ理事長の永田宏和さんを監修に迎え、ゲーム感覚で楽しめる内容となっている。

「近年、地震や水害が増えていますが、忙しい日々の中で、ご家庭での備えになかなか時間がとれず、不十分だと感じている方も多いのではないでしょうか。防災に関する書籍も多いですが、ただ読むだけではなく、アクションにつなげる手助けが必要です。当プログラムでは、ご家庭のスタイルに合った備えがひとつずつ取り組める、そのサポートとなるような講座をめざしました」と下内さん。
防災知識だけなく、家族の団結力も深まりそうなプログラムである。

フェリシモと1.17。過去に学び、未来につなげる防災

フェリシモが防災プロジェクトに力を入れているのには理由がある。阪神淡路大震災がきっかけだ。
1995年2月、大阪にあった本社を神戸に移転する予定だった。その前月に阪神淡路大震災は起こる。

混乱の中、スタッフで手分けして、お客様、取引先、従業員の安否確認や支援物資の配達を行った。一方でフェリシモを気にかけ「おつりは使ってほしい」と商品代金を多めに振り込んだり、義援金を送ってくれるお客様がたくさんいた。そこで「緊急義援金」として、改めてお客様に呼びかけたところ、すぐに4千万円の支援金が集まった。フェリシモが同額をプラスして、8千万円を神戸市を通して日本赤十字社へ。さらに長期的な復興支援に取り組もうと「毎月100円義援金」をスタート。1995年から6年半で4億円もの基金が集まり、ご協力いただいたお客様や、NPO団体、まちづくり協議会など地域の方にヒアリングしながら必要な支援を探った。

このときの経験を生かして、東日本大震災の発生直後より全国のNGO、NPOと連携し、物資の提供や「東日本大震災100円義援金(現 もっとずっときっと基金)」、「東北IPPO(いっぽ)プロジェクト」を立ち上げるなど、お客様とともに息の長い復興支援を続けてきた。
現在も、人々の心の復興をめざして阪神淡路大震災後にスタートした「神戸學校」やさまざまな基金、そして「もしも」のときの自分とみんなを守る「みんなのBOSAIプロジェクト もしもしも」など幅広いプロジェクトを推進している。

「弊社は“しあわせ社会学の確立と実践という経営理念を掲げ、自らの事業領域で人々の手助けとなる活動に、スタッフ一人ひとりが取り組んできました。中でも、阪神淡路大震災に直面したことは、理念に立ち返るきっかけとなり、復興支援を経て、積極的に防災に取り組む社の雰囲気が生まれたのではないかと思います」と広報部の當麻さんはいう。

かくして、フェリシモは災害支援、そして防災活動に熱心に取り組むようになったのだ。

まずは、この防災プログラムを知ってほしい

防災プロジェクトに取り組むフェリシモだからこそのこの防災プログラムだ。
「まずはこの防災プログラムを多くの方に知ってもらいたいですね。また防災に知識の深い監修者の方々から、貴重な知識を教わりました。せっかく学んだ知識を、企画者の一人として社内外で伝えていきたいと思っています」と下内さん。

私もこの防災プログラムを通して、自分なりの「防災マスター」をめざしたい。

下内 香苗(しもうちかなえ)
1986年、徳島県生まれ。2010年、京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業し、株式会社フェリシモ入社。生活雑貨「Kraso」などでサイトマネージャー、商品企画を担当。現在、ミニツクグループ企画開発チームにて、おうちレッスン「ミニツク🄬」の商品企画を担当。
趣味はヨガ。社内でヨガのレッスンを開催中。また日本酒好きで、唎酒師の勉強も。

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この記事を書いた人

しまかもめ
しまかもめフリーライター
(株)大阪宣伝研究所にコピーライターとして勤務。その後、デザイナー、編集者、フリーペーパー営業、ネットショップ企画運営を経て、独立。神戸市在住の3児の母。防災に携わる人々の取材をしています。