日常に加えたい、ちょっといいもの。その“ちょっと”に気付けることで、有事の際にも心が豊かになれそう。
ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝える。フリーランスPRのキム サンエさんが、日々の生活に加えたいちょっとうれしくなるもの・ことをご紹介します。
2020年、本当にさまざまなことが起こりました。3月末に発令された自粛要請の期間中は、まるで時が止まったように感じられました。もちろんその間もその後も今も、日々は続いているしお仕事もしているわけなのですが、これまで通りの毎日を送っていたら考えられなかったこと、感じなかったことに、たくさん思いを巡らせた1年でした。
生活の中で本当に大切にしたいものやことを改めて考えたり、これまで当たり前だったことが実は余計だったと気付いたり、毎日のリズムや家の中を整えたり。人それぞれに変化のあり方はさまざまだと思いますが、特に地球環境について考えた方は多いのではないでしょうか?
レジ袋の有料化もあって、マイバッグを持ち歩くことも増えました。わたしが愛用しているのは、サーフィンを始めたことをきっかけに環境に配慮した製品の製作販売を行うようになったというグラフィックデザイナー、カワムラヒデオさんが手がけるブランド「This is」のショッピングバッグです。
This is では、廃棄される使用済みサーフワックスを回収して作られるキャンドルなど、アップサイクルなプロダクトを多数展開しています。グラフィックデザイナーが手がけているだけあって、インパクトのある、潔いグラフィックが印象的です。「This is the BAG」と名付けられたこのショッピングバッグは、大容量で軽量、とても丈夫、折りたたんでコンパクトに持ち運ぶこともできてとても便利。仕事で出かけるときにも、このバッグをしのばせておけば帰り道でのお買い物も安心です。
環境を考えるきっかけになるための様々なアイテムを展開しているブランドということで、購入した商品のリペアも受け付けているそう。小さな穴や傷を、手をかけて繕うことで愛着が生まれ、大切に長く付き合える相棒になっていく過程も楽しめますね。
あっという間に終わりが近づいている2020年、来年もその後も、もっと地球にやさしくなれるように、でも自分らしさも忘れないように、まずはお気に入りのショッピングバッグを持ち歩くことを続けたいと思います。
この記事を書いた人
- ライフスタイル、デザイン、ファッションの世界で、ブランドやプロジェクトを作る人の想いをまとめる、伝えるためのお手伝いをしています。連載では、日々の生活にあると、ちょっとうれしくなるものやことをご紹介していきます。
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