半径1.8mのクリエイティブ vol.6
運のいい家をつくるには。


世の中が不安定なときほど、占いやスピリチュアルなことが流行るらしい。現に今、TVでも霊視ができる芸人の方をよく見かけたり、占い番組はじまったりしている。みんな不安な気持ちを抱えて、心の拠り所を探しているのだろう。かつてはわたしも占いが好きだった。一度、仕事が忙しすぎて、PCの壁紙にしていた青く澄んだ海を泳ぐマンタの写真を見つめながら、自然に返りたい…と呟いていたころにどっぷりハマり、四柱推命やホロスコープ、手相占いなどの本をしこたま買い込んで読み漁っていた。が、退職するときに、占いに頼るような人生じゃあかーん!!!と思い、占い関連の本をすべて古本屋に売ってしまった。以来、自分のことは自分で決めているが(あたりまえだ)、本屋で雑誌の占い特集があると、思わずめくってしまう(強くあれ!)。

最近は、運気のよさそうな土地や方角が気になっている。現在、こじんまりとした賃貸住宅に住んでいるのだが、子どもが大きくなったら、もう少し広い家に引っ越したいなと思っているからだ。

家の間取り、部屋の方角など家相を気にする人がいるが、何よりまず土地が大事だそうだ。陰陽道が由来の「四神相応」という思想で、その土地を中心にして東を青龍(大河)、西を白虎(大きな道)、南を朱雀(水辺)、北を玄武(山や丘陵)があるのが大吉相とされる。京都(平城京)が四神相応というのは有名な話だ。
神戸も山あり海ありで四神相応かもしれない(と思いたい)。とりわけ塩屋や霞ヶ丘の辺りは、そうかもしれない。ジブリ映画「コクリコ坂から」のように急な坂道が多くあり、北側の山から南に位置する海へ向かって坂を下ると、海の水面がキラキラ輝いてみえて美しい。西には明石海峡大橋へ続く神戸淡路鳴門自動車道があり、東の方向(の範疇)には塩屋台公園や奥須磨公園の池がある。夏は空が真っ青で、風が心地よい。交通の便もよく神戸のベットタウンとして老若男女が住んでいる。個人的な考えだが、このようにいろんな世代が住んでいるエリアは、人も物も循環し、急激な発展や衰退を起こさない大吉相と言えると思う。

さて、いい土地を見つけたなら、次は家だ。家相は、家の方角や間取りの吉凶をみるものだが、中国由来の風水が日本の気候や風土に合わせて独自に発展をしてきたものらしい。
家相で広く知られているのは、「鬼門」と呼ばれる運気を下げる凶相の方角だ。表鬼門は北東、裏鬼門は南西で、特にこの鬼門に、キッチンやトイレ、浴室などの水回りがあるのはNGだ。
東南の方角は大吉相で、リビングにすると日当たりもよく心地よく過ごせるという。また、子ども部屋は東の方角が吉、北が凶なのだそう。
また、家の出っ張っている部分を「張り」、凹んでいる部分を「欠け」と言い、張りは吉相、欠けは凶相である。流行りの吹き抜けは、欠けに当たり実は家庭運や健康運を下げると言われている。
コの字型の家や中庭がある家など、家の心臓部である中心が外にあったり、家の中心に階段(家相的に階段そのものがあまり良くない)があるのもNGだ。精神的に不安定になるそうだ。
ちなみにバルコニーやウッドデッキは建物の一部とみなさないので方角を気にせず設計できるそう。
何より吉相なことは家をキレイに保つことだ。特に水回りは清潔にしておくと金運がアップするらしい。

と、家相には吉凶いろんな制約がありますが、どんな間取りであれ家族がリラックスして笑顔で過ごせるなら、それが一番の大吉相なんだと思う。

この記事を書いた人

しまかもめ
しまかもめフリーライター
2002年より(株)大阪宣伝研究所のコピーライターとして勤務。その後、デザイナー、編集者、ネットショップの企画運営を経て、育児のため休職。2020年よりフリーライターとして復帰。愛知生まれ、高松、宮崎、神戸育ち。仕事の関係で大阪や東京に住んでいたが、夫の転勤で豊岡(城崎温泉が有名)、家島(瀬戸内海の島)へ移住。現在、神戸市在住のボヘミアンな人生。3児の母。イラストは8才の娘が担当。