関西生まれの編集者。ヨガやボディワーク、旅の本などに携わり、旅とヨガは似ているなと思う今日この頃。旅や転居、災害など日常と非日常の狭間で、自分を取り巻く〈内〉と〈外〉の環境を心地よくするために役立つアイテムを紹介する。今回は、「とらや」の「干支ふろしき」です。
年が明けて久しいですが、年初めに始めたことはありますか? 私は“ふろしき生活”を始めてみようと思います。
コンビニエンスストアやスーパーでレジ袋が有料になって以来、エコバッグを使うようにしているのですが、普段からコットン地のエコバッグをメインバックにしている私としては、エコバッグの中からエコバッグを出すことに何かしらの違和感がありました。両手に同じような袋を提げる姿もスマートでは……ない。そこで思い出したのです、日本には「ふろしき」という伝統文化があることを。
物の形や大きさを問わず包むことができることから、余分な包装を減らすことができるエシカルなアイテムだと、ふろしきは海外でも話題になっています。近年は、洗って繰り返し使えるという衛生面からも注目されているようです。
三角に折り、底辺の両端をそれぞれひとつ結びして、さらに頂点を結べば、あっという間に簡易バッグになる。食パン1斤は入りそう。バケットは余裕でいける! 使わない時は手のひらサイズ。
実は、特定のシーンでは、随分前から“ふろしき生活”は始めていました。旅行荷物のパッキングで、本当に重宝するんです。トップス、ボトムス、下着に靴下。種類ごとに分けて包んでおくと、旅先のホテルで荷ほどきする時に一目瞭然。また、ダウンやセーターなど空気を含んで嵩張る防寒着類も、ギュッと包めば結構コンパクトになるのでスーツケースにうまく収めることができます。洗濯物をまとめる用に数枚余分に持っていくのもポイントです。
2022年は、虎柄がおめでたい「干支ふろしき」の日常使いを始めてみようと思います。手始めにワインでも包んでみようかな。
<ワイン包み>
(1)布の中央に瓶を置き、対角線上の2点を手繰り寄せて、瓶の高さに輪ゴムで留める。
(2)残りの両端で瓶を包み、輪ゴムを隠すように結ぶ。安定感もあっていい感じ!
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編集者。
(株)角川クロスメディアに勤務。その後、都内の編集プロダクションにてヨガやボディーワーク、旅の本などに携わる。関西生まれ、シンガポール在住の猫飼い。
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