気合いのベランダガーデニング
【半径1.8mのクリエイティブ】


元コピーライター&デザイナーで、現在は3児の母。日常のささやかなクリエイティブなできごとを綴るしまかもめさん。今回のテーマは、「ベランダガーデニング」です。

このコロナ禍で、園芸グッズや家庭菜園の栽培キットなどが売れてるらしい。わが家もご多分にもれず、ベランダガーデニングを嗜んでおります。

きっかけは、長女のホームワークだ。今春のコロナ休校で小学校からたくさん宿題が出たのだが、その中でホウセンカとマリーゴールドを種から育てるというミッションもあった。今までも何度かグリーンを育てたことがあったが、ズボラな性格のせいで、すぐ枯らしてしまっていた。今回は学校の宿題ということで、失敗できない。

ホームセンターに足をのばし、植木鉢や土はもちろん、肥料、支柱、じょうろ、ホースリール、ガーデンシェルフまで、園芸用品を一式そろえた。Eテレの園芸番組を観たり、わからないことはググったりして、自分なりに研究した。わが人生、振り返ってみると、新しいことを始めるとき、最初にケチったり、場当たり的にやろうとするとうまくいかないことが多かった。たかがベランダで植物育てるだけじゃないか、と思われるかもしれないけれど、しっかり気合いを入れて挑むことにしたのだ。

こどもたちが、他の植物も育ててみたい、というので、ヒマワリや朝顔、ミニトマトや枝豆も育てることにした。

毎朝毎夕、水をやり、植物によっては、量を調整したりした。嵐の日は、せっせと室内に運んだ。日差しがきつくベランダが高温になるときは、鉢を日陰に移動させたり、シェルフの棚に置いた。こどもたちも暇にまかせてベランダに出ては、スプレーで葉っぱに水をかけていた。

ある朝、マリーゴールドを見ると、植木鉢の脇から謎の芽が5~6本生えている。朝顔の種を間違えて植えてのかな?? しかし、朝顔にしては双葉までの茎がひょろっと長い。こどもたちに、「ねぇ、変な草が生えてるから見にきてくれない?」と、こどもたちをベランダへ呼び寄せた。

「わー!!スイカが生えてきた~!!」

歓声に沸くこどもたちによくよく話を聞いてみると、2~3日前に食べたスイカの種をこっそり植えたらしいのだ。仕方がないので、生えてきた苗を別の容器に移すことにした。それにしても、近所のスーパーで買ったスイカの種からもにょきにょき芽が出るなんて、その生命力にびっくりだ。

スイカの成長に気をよくしたこどもたちは、料理中のわたしの周りをうろついては、野菜や果物の種をゲットして埋めていた。季節柄なのか、ぶどうやりんごなどは芽が出なかったが、この暑さの中、かぼちゃやアボカドなどは元気に芽を出してきた。長男は、毎日変化しながら大きくなってる植物ってすごくない?と、幼稚園児らしからぬ感動をしていた。人間も動物も植物も、手をかければかけるほど、元気に育つものですね。

さて、緊張して育てたホウセンカとマリーゴールドだが、ちゃんとキレイに咲いてくれた。長女の宿題だった観察日記も無事に提出できてホッとしている。ミッションコンプリートだ。

というわけで、次のミッションは、育てた枝豆とミニトマトをつまみにおいしいビールを呑むことだ!(ビール参照)

この記事を書いた人

しまかもめ
しまかもめ元コピーライター&デザイナー、編集者、ECサイトの企画運営者
結婚を機に、東京から兵庫県豊岡市へ。その後、夫の転勤で姫路市家島町に移住。現在、神戸市在住。3児の母。日常のささやかなクリエイティブなできごとを綴っています。